あなたは当てはまる?「蚊に刺されやすい」「かゆくなりやすい」人の特徴を“蚊博士”が解説

AI要約

蚊に刺されやすい体質についての具体的な要因や対策が解説されています。

子供や60歳以上の人が蚊に刺されやすい理由、血液型による刺されやすさの違いなどが述べられています。

黒い服を着ない、ゆったりした服を着るなどの実践的な対策についても紹介されています。

あなたは当てはまる?「蚊に刺されやすい」「かゆくなりやすい」人の特徴を“蚊博士”が解説

9月は蚊の活動が活発になるシーズン。毎年蚊に刺されてかゆい思いをしている人は、「もしかして、私って蚊に刺されやすい体質?」「人よりかゆくなりやすい体質?」と思ったことがあるかもしれない。実は、それは気のせいではない可能性が高い。

“蚊博士”こと害虫防除技術研究所の白井良和さんによれば、「実際に蚊に刺されやすい人はいます」とのこと。

白井さんによれば、蚊に刺されやすい人には条件がある。また、刺された後のかゆみの出方も免疫の強さによって異なる。

蚊に刺されやすい人はどのような体質なのだろうか。白井さんは、蚊が寄ってくる要素には、温度・二酸化炭素・水分という3つがあると言う。

「したがって、体温が高い人、活動が活発で二酸化炭素を多く出す人、汗をかきやすい人、肌がみずみずしく潤っている人が蚊に刺されやすいですが、さらには、顔の皮脂や足のにおいにも寄ってきます」

例えば子供は体温が高く、よく動くので二酸化炭素も多く出し、新陳代謝も活発なので、蚊に刺されやすい条件が揃っている。ただ、大人より子供のほうが刺されやすいかというとそうとも言い切れないとのこと。また、男女差もない。

「60歳くらいでたくさん刺される方もいるので、あくまでその人の体質が大きいでしょう」

白井さんらの研究によれば、血液型によっても刺されやすさが違った。結果はO>B>AB>Aの順で、O型はA型の1.7倍刺されやすかった。これはどういう理由なのだろうか。

「蚊は血の味をわかって吸っているわけではないので、おそらくO型の人に蚊を引き寄せる体温・二酸化炭素・水分といった要素が備わっている人の割合が高かったのではないかと考えられます。蚊にとっては血を吸えれば誰でもいいのです」

体質は変えられない。では、虫よけを利用する以外にできる対策はあるのだろうか。白井さんは、以下の方法を推奨する。

・黒い服を着ない(蚊は黒に寄ってくるため)

・ゆったりした服を着る(蚊は2ミリ以内の生地なら服の上から皮膚を刺せるため)

・こまめに汗を拭き取る、シャワーを浴びる