アルモドバル監督の作品に最高賞 第81回ベネチア国際映画祭

AI要約

第81回ベネチア国際映画祭の授賞式が開催され、ペドロ・アルモドバル監督の作品「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」が金獅子賞を受賞。

作品は生死をテーマに穏やかなトーンで描かれ、女性が再会した同僚に命を絶つ考えを伝え、最後の日々を過ごす隣室の物語。

その他の主な受賞作品にはヴェルミリオ、ブラディ・コーベット監督、ニコール・キッドマン、バンサン・ランドンなどが名を連ねる。

 【ベネチア共同】第81回ベネチア国際映画祭の授賞式が7日夜(日本時間8日未明)に開かれ、コンペティション部門の最高賞「金獅子賞」にペドロ・アルモドバル監督の「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」が選ばれた。

 人々が生死と向き合う姿を穏やかなトーンで描く作品。重病を患う女性が、再会した昔の同僚に自ら命を絶つ考えを伝え、最後の日々を過ごす部屋の隣室にいてもらうよう願う。

 コンペ部門の他の主な受賞は次の通り(敬称略)。

 ▽銀獅子賞(審査員大賞)=「Vermiglio」(マウラ・デルペロ監督)▽銀獅子賞(監督賞)=ブラディ・コーベット監督(「ザ・ブルータリスト」)▽女優賞=ニコール・キッドマン(「ベイビーガール」)▽男優賞=バンサン・ランドン(「ザ・クワイエット・サン」)▽脚本賞=「アイム・スティル・ヒア」(ムリロ・ハウザー、ヘイター・ロレガ)▽審査員特別賞=「エイプリル」(デア・クルムベガスビリ監督)▽新人俳優賞=ポール・キルシェ(「アンド・ゼア・チルドレン・アフター・ゼム」)