どら焼きの歴史はここから始まった。時代を超えて愛される東京の「どら焼き」老舗4選

AI要約

どら焼きは、小麦粉、卵、砂糖、あんこで作るシンプルな和菓子。カステラ生地であんこを挟むスタイルは、明治初期から始まり、昔は四角く薄い生地であんこを包んでいた。

東京のお土産として人気のどら焼きの名店を5店舗まとめました。各店舗の特徴や味を紹介しています。

『丹波やながわ』は、丹波産の黒豆で炊いたあんこをたっぷり使い、滑らかな舌ざわりと柔らかい甘みが特徴。皮もきめ細やかでバランスが良い。

どら焼きの歴史はここから始まった。時代を超えて愛される東京の「どら焼き」老舗4選

 どら焼きは、小麦粉、卵、砂糖、あんこで作るシンプルな和菓子。今のようなカステラ生地であんこを挟むスタイルは、実は明治初期の頃から始まったそう。昔は四角く、薄い生地であんこを包んでいたとされています。

 そんな古くから愛され続けているどら焼きの新旧名店の味を5店舗まとめました。東京のお土産にぜひ、買い求めに出かけてみてください。

 本郷三丁目に2024年8月20日に移転オープンしたのが、『丹波やながわ』。明治25年、兵庫県丹波市に本店があり、焼き立ての「どらやき」が名物です。

 あんこには、丹波産の黒豆で炊いたあんこをたっぷり使っていて、とにかく豆の旨みと香りが素晴らしい一品。舌ざわりも滑らかで、柔らかい甘みが口いっぱいに広がります。皮も非常にきめ細やかで、もっちりと弾力があり、バランスもお見事です。

●SHOP INFO

丹波 やながわ 東京春日店

住:東京都文京区本郷2-40-11 かねやすビル1F

TEL:03-3868-5910

営:9:00~19:00

休:日

 国民的漫画『ドラえもん』の好物もどら焼きですよね。そのモデルとなったのではないか、と言われているお店が、小田急ハルク1階にある『時屋』の一品。作者の藤子・F・不二雄先生がこのどらやきをこよなく愛したと言われています。

 サイズは小、中、大、特大とあり、「特大」は、ドラえもんが泣いて喜びそうなくらいのボリュームです。大納言小豆で炊いたあんこの中に、大きな栗がゴロンと登場。しっかりと甘みがあり、お茶と一緒に一服つくのにピッタリの味わいです。

●SHOP INFO

時屋

住:東京都新宿区西新宿1-5-1小田急ハルク1F

TEL:03-3342-2610

営:月~土 11:00~21:30/日・祝 11:00~20:00

休:無休

 嘉永3年(1850年)創業の老舗和菓子店『梅花亭』のどらやきも、死ぬまでに一度は食べたい名品です。一枚皮で焼かれた平べったい形が特徴で、ぎゅっと詰まった生地とあんこのコクと甘さが相性バツグン。

『梅花亭』は、「レモン大福」やメレンゲの焼き菓子「浮雲」など、ここでしか買えない和菓子がたくさんあって、目移り必至。ここぞ、というときの手土産にも重宝します。