「ロシア兵に同情」を批判 ウクライナ、映画祭で物議

AI要約

ウクライナ大統領府長官がベネチア国際映画祭で上映されたロシア軍兵士のドキュメンタリーを批判。

映画はロシア兵に同情的な描写が物議を醸し、ロシアの「プロパガンダ映画」として批判されている。

映画はロシア兵の視点から戦争を描いており、ウクライナの被害実態にはほとんど触れられていない。

 【ローマ共同】ウクライナのイエルマーク大統領府長官は6日、イタリア北部で開催中のベネチア国際映画祭で、ウクライナに侵攻したロシア軍兵士のドキュメンタリーが上映されたことを「恥ずべきことだ」と批判した。ロシア兵に同情的な描写が物議を醸しており、ロシアの「プロパガンダ映画」とX(旧ツイッター)に投稿した。

 欧州メディアによると、映画はロシア系カナダ人のトロフィモワ監督が前線近くの部隊に同行して制作。ロシア兵を「戦争犯罪者」とみなす欧米諸国の固定観念に挑戦したとしているが、ウクライナの被害実態にはほとんど触れられていないという。