子供の命を自動車による悲惨な事故から防ぐために チャイルドシートの正しい着用法
福岡市で路線バスと軽乗用車が衝突し、子供2人が死亡した事故。2人はチャイルドシートやジュニアシートを着用していなかったと見られている。
ジュニアシートの効果を検証した映像で、通常のシートベルトを使用した場合、6歳を想定したダミー人形では、シートベルトが緩く位置がずれるため首やおなかを圧迫する。一方、ジュニアシートを使用した場合、しっかりと固定されていて衝撃を受け止めていることがわかる。
JAFは、140センチ未満の子供はチャイルドシートやジュニアシートを正しく着用するよう呼びかけている。
福岡市で路線バスと軽乗用車が衝突し、子供2人が死亡した事故。2人はチャイルドシートやジュニアシートを着用していなかったと見られている。チャイルドシートの着用率が全国平均を下回る宮崎県。悲惨な事故を防ぐにはどうすればよいのか取材した。
ジュニアシートの効果を検証した映像で、通常のシートベルトを使用した場合、6歳を想定したダミー人形では、シートベルトが緩く位置がずれるため首やおなかを圧迫する。一方、ジュニアシートを使用した場合、しっかりと固定されていて衝撃を受け止めていることがわかる。
8月18日、福岡市で起きた軽乗用車と路線バスの衝突事故。
亡くなった7歳と5歳の姉妹は事故の衝撃によるシートベルトの締め付けが死因と見られている。
子供たちの命を守るには、日本自動車連盟=JAFはチャイルドシートやジュニアシートの着用を呼びかけている。
JAF宮崎支部の三善さんにチャイルドシートの正しいつけ方について教えていただいた。
車の座席とシートの背中を密着させることや、足元で固定できるものを選ぶのがポイント。
着用する際はベルトにたるみやねじれがないことを確認することも大切。
JAF宮崎支部 三善 博昭さん:
着用は鎖骨とベルト（ハーネス）の間に指一本入るかどうかが目安。
JAFが2023年6月に6歳未満の子供を対象に行った調査によると、宮崎県内のチャイルドシートの着用率は74.5％で全国平均を下回った。
全体の数字を見てみると、1歳未満の92％、1歳から4歳の78.7％に対し、5歳が55.5％と年齢が上がるにつれて着用率が低下している。
JAF宮崎支部 三善 博昭さん:
小学校高学年までは個人個人の身長に合わせてジュニアシートを使用することを勧めている。
JAFは、140センチ未満の子供はチャイルドシートやジュニアシートを正しく着用するよう呼びかけている。
（テレビ宮崎）
