自転車のヘルメット着用、小学生の8割…こども都庁モニター調査

AI要約

東京都は2024年度第1回「こども都庁モニター」のアンケート結果を公表。自転車に乗る際のヘルメット着用率の高さや、スポーツに対する子供の意見が明らかになった。

小中高生の約6割が自転車に乗る時ヘルメットを被っており、スポーツが好きな機会や環境に関する意見も多かった。

学童クラブで子供たちが楽しむためには、身体を動かす遊びや自然体験、工作などの要望があることが分かった。

自転車のヘルメット着用、小学生の8割…こども都庁モニター調査

 東京都は2024年8月27日、2024年度(令和6年度)第1回の「こども都庁モニター」のアンケート結果を取りまとめ公表した。自転車に乗る時、小学生は約8割がヘルメットを被っているのに対して、中学生は半数弱、高校生では3割以下と年代が上がるにつれて被る割合が減少していることがわかった。

 「こども都庁モニター」は、都政への関心が高い小中高校生や未就学児の保護者から、意見やアイデアを継続的に集め、子供の意見を都政に取り入れていくことを目的に、2023年度より実施している取組み。2024年度(令和6年度)第1回アンケートは、2024年6月22日から7月1日にかけて実施。有効回答数は1,168人(回答率97.0%)。

 自転車に乗る時「常にヘルメットを被っている」44.0%、「ときどき被っている」14.9%をあわせて58.9%と、小中高生の約6割が被っていると回答した。年代別にみると、小学生は約8割が被っているのに対して、中学生は半数弱、高校生では3割以下と年代が上がるにつれて「被っている」割合は減少している。

 小中高生に、今よりもスポーツが好きになれる機会や環境を聞いたところ、最多は「気軽にスポーツができる場所がある」68.7%で、「知らないスポーツを知ったり、やったことのないスポーツを体験できる」49.3%、「憧れの選手の試合を見たり、選手に会うことができる」41.1%などが続いた。

 小学生に学童クラブがより楽しくなるために、やりたいこと(やりたかったこと)の1位は「おにごっこやスポーツなど身体を動かす遊びをしたい」62.1%で、2位「自然に触れる体験をしたい」54.5%、3位「絵を描いたり、工作などをしたい」52.2%となった。

 このほか、海の森公園利活用、救急受診ガイド、広報東京都こども版についても調査を実施している。アンケート結果の詳細は、こども都庁モニターのWebサイトで閲覧できる。