「スポットクーラー」の購入を検討中ですが、電気代はエアコンよりも高いのでしょうか?

AI要約

スポットクーラーは特定のエリアを冷やすポータブルな空調機器で、簡単に移動できる利便性があります。

スポットクーラーはエアコンと比べて特定の範囲を冷やすため、電気代が高くなる傾向があります。

電気代の計算式を示し、エアコンとスポットクーラーの1時間あたりの電気代を比較しています。

「スポットクーラー」の購入を検討中ですが、電気代はエアコンよりも高いのでしょうか?

暑さが厳しい夏、エアコンの代わりにスポットクーラーの購入を検討する方もいるのではないでしょうか。スポットクーラーは、特定のエリアを冷やすのに特化した冷房器具で、通常のエアコンのような設置工事が必要なく、手軽に使用できるでしょう。

そこで気になるのは、スポットクーラーの電気代です。この記事では、スポットクーラーの特徴とエアコンとの違い、電気代、選び方などを詳しく解説していきます。スポットクーラーの購入を検討している方は参考にしてください。

スポットクーラーは、特定のエリアを冷却するために使用されるポータブルな空調機器です。エアコンのように部屋全体を冷やすのではなく、特定の場所をピンポイントで冷やすことを目的としていて、一般的には工場やオフィスの一部で利用されています。

スポットクーラーもエアコンと同様に、排熱するためのダクトが必要です。ただし、エアコンとは異なり室外機を取り付けなくても利用できるため、工事ができない部屋でも利用できるとされています。

また、一部のスポットクーラーは排熱用のダクト不要で利用できるものもあるようです。

スポットクーラーのメリットとして、設置が簡単で移動がしやすい点があげられます。さらに設置工事が不要なため、賃貸物件でも手軽に利用できる点も魅力です。

また、エアコンと比べて広範囲を冷やすのではなく、特定のエリアを集中的に冷やすため、低消費電力モデルを選ぶなどすると電気代の節約につながることもあります。

一方でデメリットとしては、冷却範囲が限られているため、広い部屋全体を冷やすのには向いていないことがあげられます。また、スポットクーラーは内部の熱を排出するため、排気ダクトで暖かい空気を室外に逃さないと冷却効果が低下します。さらに、一部のモデルでは動作音が大きくなることもあるため、静かな環境を求める場所には不向きです。

次に、エアコンとスポットクーラーの電気代がどれほど違うのかを比較していきます。1時間あたりの電気代は次の計算式で求められます。

・消費電力(キロワット)×電気代単価(円/キロワットアワー)

電気代単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会を基に31円/キロワットアワーと仮定し、エアコン(425ワット)とスポットクーラー(670ワット)の1時間あたりの電気代を算出しました。

・エアコン(6~9畳):約13円

・スポットクーラー(4.5~7畳):約21円

スポットクーラーの電気代はエアコンと比べて1.6倍以上高いことが分かりました。しかし算出した電気代は、使用するモデルや使用状況により大きく異なります。ここでの数値はあくまで参考程度と考えてください。