TBSアナウンサーから姫路教育長に転身した久保田智子さん「余裕がない時は子どもと向き合えない」ワンオペ育児も学校づくりのヒントに!

AI要約

TBSのアナウンサー・報道記者として活躍した久保田智子さんは、2024年4月に姫路市教育委員会の教育長に就任。先生たちの働き改革をはじめ、様々な学校づくりに取り組んでいます。

姫路市の教育現場や自身の子育てについて情報を公開。

久保田氏のキャリア変更に関する知見を示唆。

TBSアナウンサーから姫路教育長に転身した久保田智子さん「余裕がない時は子どもと向き合えない」ワンオペ育児も学校づくりのヒントに!

TBSのアナウンサー・報道記者として活躍した久保田智子さんは、2024年4月に姫路市教育委員会の教育長に就任。先生たちの働き改革をはじめ、様々な学校づくりに取り組んでいます。そんな久保田さんに姫路市の教育現場のことや、ご自身の子育てについて伺いました。

――久保田さんが姫路市の教育長に就任された経緯についてお教えください。

久保田智子教育長(以下久保田さん):2020年に姫路女学院高等学校の外部講師として、月に1回リベラルアーツのクラスを受け持つことになりました。それが姫路市との最初のご縁です。その学校では、姫路市長もレクチャーをされていて、そういった交流の中で、市長から「教育長をやってみませんか」と打診いただき、お受けすることになったというのが、いきさつです。

――教育長というのはどんなお仕事なのでしょうか。

久保田さん:例えば「学校園づくり」です。小中学校はもちろん、市立の幼稚園や高校まで、それぞれの場でどう学び、どうつなげていくかを考えていきます。また、いじめや不登校への対応も大切な業務です。それに加え、実は姫路城の保存や活用にも教育委員会として関わっています。ですから、仕事としてはとても幅広いですね。

――アナウンサーから教育長になられて、お仕事の環境も大きく変わられたと思いますが、ギャップはありましたか。

久保田さん:元々の性格もあると思いますがが、私自身は環境にあまり左右されないと感じています。仕事内容も環境もこれまでとはまったく異なりますが、仕事に携わるということにおいて、「テレビ局だから」「教育委員会だから」ということで自分のアプローチが変わることはあまりありません。

もちろん、パソコンが違うとか、社食がないからお弁当を持っていかなきゃとか、細かなことは色々ありますが(笑)、どんな場所にいても、自分ができることを探してやっていくというスタンスは変わらないですね。