気温変化によるストレス。【呼吸が浅くなっている】のを感じたら…息苦しさを改善するお手軽ストレッチ

AI要約

夏の終わりになると息苦しくなる原因やその理由、自律神経の乱れによる呼吸の問題、気圧の変化が息苦しさに与える影響などについて解説。

呼吸で使う筋肉の広さやその関連性、深い呼吸をするためにイメージするべき筋肉について詳細に説明。

呼吸を深めるためのフローヨガのポーズを具体的に示し、正座からのストレッチ方法を紹介。

気温変化によるストレス。【呼吸が浅くなっている】のを感じたら…息苦しさを改善するお手軽ストレッチ

季節の変わり目になると息苦しくなる…という人はいませんか? 高温多湿の気候がまだまだ続く夏の終わりは、気温の変化やストレスからくる自律神経の乱れで、呼吸が苦しくなることがあります。今日は呼吸で使う筋肉をほぐしながら、深い呼吸ができる身体を作る簡単フローヨガをご紹介します。

■息苦しさを感じる理由とは

暑かった夏も終盤に差し掛かっています。これからの季節は気温の寒暖差が激しくなるため、その変化に身体が適応しきれず、体温調節が上手く追いついていかない場合があります。

また体温調節を司る自律神経が乱れやすくなる時期でもあるため、呼吸が浅くなって息苦しさを感じることもあります。

■■気圧の変化も息苦しさの原因

息苦しさを感じる理由は他にも。台風が多く発生することからもわかるように、晩夏~秋にかけては気圧が変動しやすく、低気圧が接近すると体内の酸素濃度が低下することがあります。気圧の変動に敏感な人は、息苦しさや頭痛を感じることがあります。

■呼吸のカギは広範囲の筋肉にあり

呼吸と聞くと「肺」を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、肺は自力で収縮や拡張することができないため、呼吸筋という筋肉が活躍し呼吸を深めてくれています。呼吸筋以外にも横隔膜(おうかくまく)や、肋骨と肋骨の間にある肋間筋(ろっかんきん)、首筋にある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)、背中の筋肉である脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)や僧帽筋(そうぼうきん)など、呼吸には多くの筋肉が関係しています。

さらに、息を吐く時にはお腹の腹筋群もサポートに加わります。息苦しさを解消したいと思ったら、筋肉の広がりをイメージしながら、身体全体に空気を取り入れるイメージでスペースを広げていきましょう。

■呼吸を深めるためのストレッチ

1、正座になりつま先を立てます。背筋は真っすぐ、上に引き上げておきましょう。

2、右手の指先を床につきます。

3、息を吸いながら左手を上げて、吐きながら身体を右に倒します。肋骨のスペースが少しずつ広がっていくのを感じてください。

4、吸いながら起き上がり、吐きながら左手を下ろします。

5、反対側も同じように繰り返します。

6、両手を組み、手の甲を前にして胸の前に突き出します。目線をお腹に移し、背中を丸めます。

7、息を吸いながら、ゆっくりと身体を起こします。

ライター/岩崎奈緒子(ヨガ講師)