“フェムテックに救われた” 元AAA・伊藤千晃さん「昔は辛さを吐き出せなかった。自分を責めるのではなく優しくしてあげるべき」。初心者おすすめアイテムも紹介!

AI要約

フェムテックは、女性の健康課題をテクノロジーで解決するための商品やサービスを指す言葉であり、伊藤千晃さんもその魅力に取り組んでいる。

伊藤千晃さんはフェムテックの勉強を始めたきっかけや変化した点について語り、女性の肉体と精神のつながりを感じ取りました。

フェムテックの知識を身につけることで、自分の体に対する理解が深まり、不調に対処するための選択肢が増えると述べている。

“フェムテックに救われた” 元AAA・伊藤千晃さん「昔は辛さを吐き出せなかった。自分を責めるのではなく優しくしてあげるべき」。初心者おすすめアイテムも紹介!

「フェムテック(Femtech)」とは、Female(女性)とTechnology(技術)を掛け合わせて造語。女性の健康課題をテクノロジーで解決へと導く商品やサービスのこと。

「フェムテックについて学んで、自分に優しくなれました」と、元AAAのメンバーで、現在はソロアーティストとして活躍する伊藤千晃さんは話します。産後の体の不調に悩んでいた頃に興味をもって勉強を始め、今では「フェムテックエキスパート2級」の資格を取得するほどに。そんな伊藤さんにフェムテックの魅力について伺いました。

――フェムテックの勉強を始めたきっかけはなんですか?

「3年ほど前に、友人との会話の中で初めて『フェムテック』という言葉を聞いて興味をもち、調べたのがきっかけです。知れば知るほど自分のためになることばかりで、きちんと勉強してみたいと思ったんです。実は出産を機にやたらと疲れやすく、PMSもひどくなっていて…、でも原因も解決法もわからなくて、悪いのは自分?とかなり悩んでいました。それが生理やホルモンバランスのせいであって、多くの女性が悩んでいることなんだと教えてくれたのがフェムテックです」(伊藤さん・以下同)

――フェムテックについて深く知る前と後とで変わったことはありますか?

「以前は、仕事やプライベートでいろんなことが起こる中で、気持ちのコントロールができずに落ち込むことが結構ありました。でも、それを女性の体やホルモンバランスに紐づけて考えたことがなく、落ち込むのは私の努力が足りないからだとか、生理痛もPMSも我慢するのが当たり前と思い込んでいましたね。男性の方が多いグループということもあって、辛さを吐露することもあまりできなくて(笑)。

フェムテックを通して、女性の生涯や月ごとのホルモンバランスの変化と、心や体の揺らぎの関係がわかってくると、自分に起きていたさまざまな不調についてスッと腑に落ちました。それで、つらいときこそ自分を責めるのではなく、優しくしてあげるべきだと気づいたんです。

フェムテックの知識を増やすことで、自分の体にしてあげる選択肢が増えます。こうなったときはこうしようという選択肢が増えるだけで、すごく気持ちが救われるもの。自分に合うフェムテックを選んでうまく活用できるようになれば、悩みは大きく軽減されて、心や体のコンディションも高められると思います」