Windows停止問題で思い知らされた「2万円台Chromebook」の想定外のパフォーマンス

AI要約

7月の「Windows停止問題」に巻き込まれ、海外でノートPCのトラブルに直面した経験を持つライター。セキュリティーソフトのトラブルが原因だったが、Chromebookの活用で窮地を脱出した。

フリーランスのライターは、ネット環境とPCとスマホ搭載のカメラさえあればどこにいても仕事ができるが、現在地を仕事の遅延の言い訳にはできない過酷な状況である。

海外でPCトラブルに遭遇すると、現地での対応が不可欠。盗難被害も経験したライターは、Chromebookの活用や複数のPC持参を検討することを提案する。

Windows停止問題で思い知らされた「2万円台Chromebook」の想定外のパフォーマンス

この記事を読んでいる人の中には、7月の「Windows停止問題」に巻き込まれた人もいるかもしれない。

これはWindows OSそのもののトラブルというよりも、セキュリティーソフトのトラブルだった。このセキュリティーソフトを導入している個人は決して多くはないはずだが、それでもトラブルの最中には筆者も大いに動揺した。「もしかしたら、我がPCにもそのような障害が発生するのか?」という具合に。

運の悪いことに、その時の筆者は海外にいた。持参しているPCが使えなくなったら、商売上がったりである。

その窮地を救ったのが、2年前に2万円台で購入した低価格Chromebookだった。

まずはライターの仕事について少し解説したい。

フリーランスのライターは、ネット環境とPCとスマホ搭載のカメラさえあればどこにいてもできる。海外にいながら仕事をして金を稼げる、ということだ。

こう書くと、何も知らない人からは過度に羨ましがられてしまう。数年前には「海外旅行しながらライターとして稼ごう!」というキャッチコピーのライターサロンなるものが乱立していた。

しかし、「海外にいながら稼げる」というのは「今いる場所が仕事の遅延の言い訳にはならない」という意味である。

韓国だろうとアメリカだろうとブラジルだろうとセントヘレナ島だろうと、「今ここにいるから記事を入稿できません」は通用しないのだ。

なかなかどうして、ライターは過酷な商売である。

そんな中で持参のノートPCが故障、或いは障害が発生してしまったら、現地で何とかするしかない。治安の悪い地域では、ノートPCを持っていることが知れると強盗や置き引きに狙われる可能性もある。

実際、筆者は海外でノートPCの盗難に遭ってしまった。やむを得ず、高い金を出して現地で新しいノートPCを購入する羽目になったのだ。

そのような事態を予め想定した時、Windows OSのノートPCではなくChromebookを持っていくという選択肢が浮上する。または、WindowsのPCとChromebookの両方を持参するという手もある。