スマートフォンアプリ「楽天市場アプリ」にアクセス制限不備の脆弱性

AI要約

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、楽天市場アプリにおけるアクセス制限不備の脆弱性を発表した。

影響を受けるシステムはAndroidアプリ「楽天市場アプリ」 12.4.0およびそれ以前のバージョン、iOSアプリ「楽天市場アプリ」 11.7.0およびそれ以前のバージョン。

想定される影響としては、遠隔の第三者に任意のウェブサイトへアクセスさせられる可能性があり、フィッシング等の被害にあう可能性がある。

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月20日、スマートフォンアプリ「楽天市場アプリ」におけるアクセス制限不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ブロードバンドセキュリティの志賀拓馬氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

Androidアプリ「楽天市場アプリ」 12.4.0およびそれ以前のバージョン

iOSアプリ「楽天市場アプリ」 11.7.0およびそれ以前のバージョン

 楽天グループ株式会社が提供するスマートフォンアプリ「楽天市場アプリ」には、Custom URL Schemeを使用してリクエストされたURLにアクセスする機能が実装されているが、同機能には、任意のアプリからリクエストを受け取り指定されたURLへアクセスを実行してしまうアクセス制限不備の脆弱性が存在する。

 想定される影響としては、遠隔の第三者に当該製品を経由し任意のウェブサイトにアクセスさせられる可能性があり、結果としてフィッシング等の被害にあう可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。