終の住処に選びたい“温泉＆露天風呂を備えた高齢者ホーム4選”「個性豊かな湯船で心も体もリラックス」

　季節ごとに姿を変える雄大な山々、青く広がる海など、素晴らしい景色を眺めて、心ゆくまで天然温泉を楽しむ…。最期を迎えるならこんなところで、と誰もが願う、癒しの高齢者ホームを専門家が全国から選出しました。

小菅秀樹さん／「LIFULL 介護」編集長

岡本弘子さん／「シニアの暮らし研究所」代表

山川仁さん／「介護ぷらす」代表

看舎桂太さん／「老人ホーム紹介センター」代表

八木橋龍美さん／「有料老人ホーム情報館」室長

中谷ミホさん／ケアマネライター

【基本データの見方】

※所在地／運営会社／設立年月／入居一時金／月額費用の順に記載 　

※「入居一時金」「月額費用」 は特記があるもの以外、80才のかたが一般、または介護居室に1人で入居した場合の金額です。

※管理費、食費、光熱費など、月額以外に含まれる費用は施設によって異なります。

※入居金、月額費用は、前払いあり・なしからいちばん低い金額を記載しています（前払い金額により、月払い金額は変わる）。また、介護保険の自己負担額は特記以外含みません。

※費用は介護度や部屋の広さ、収入等により異なるため、詳しくは各施設のサイトや資料請求等で最新の情報をご確認ください。

　目の前に広がる雄大な琵琶湖。この景色がなによりの贅沢。最高のロケーションが第二の人生を彩る。

　晴れた日には向こう岸まで見渡せ、琵琶湖を運航するクルーズ船を見ることもできる。時を忘れる優雅な時間だ。

　ホーム前には日本最大の湖、琵琶湖が広がり、対岸には近江富士と呼ばれる三上山を望む絶好のロケーション。さらに約1200年の歴史をもつ雄琴（おごと）温泉もすぐ近くにある。

「西方には霊峰比叡山も見え、まるでリゾート地のよう。大浴場は敷地内から湧き出た温泉を用い、ゆったりと入浴できます。食事は季節の素材を使った料理やイベント食なども充実しています」（八木さん）

　元気な入居者を対象としたレジデンス棟全300室のうち、約3分の2が湖畔に面した造り。部屋からは日の出を眺められ、夏には雄琴や琵琶湖の花火大会も観賞できる。

「石山寺など、紫式部や源氏物語ゆかりの地も近くに数多く点在しており、近江八景、京都の神社・仏閣巡りを楽しむ入居者も多いですよ」（総支配人・高田和典さん）※高ははしごだか。

　医師も24時間常駐し、終の棲家として充実と安心の毎日を過ごすことができる。

　慢性的な痛みやこわばり、神経痛に適応。トロッとした肌触りで、入居者の間では美肌の湯として評判。

　大浴場の泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉。

　開放的なレストランでは、老年医学専門医監修のフレイル予防食などを中心にした、こだわりの食事を提供している。

「琵琶湖の風景は毎日見ても飽きませんね」と話す入居者の藤井照也さん（88才）・郁子さん（81才・）。

　自然豊かな場所にありながら、JR京都駅から約20分と家族も来訪しやすい。駅からはシャトルバスも運行。

【データ】

滋賀県大津市／ハイメディック／1987年7月／730万円～1億3900万円／月約21万円～ 約29万円／入居時自立～要介護1