自民総裁選ポスターは刷新感ゼロ!《プロレスの興行か?》“諸悪の根源”目立つ配置に悪評ふんぷん

AI要約

自民党の総裁選に向けたポスターがネット上で批判を浴びている。

ポスターには歴代総裁の白黒写真が並び、特に安倍晋三元首相が大きく掲載されていることに疑問の声が上がっている。

若手が出馬し新鮮なイメージを打ち出すはずが、昔の面々がポスターに掲載されていることに批判が集まっている。

自民総裁選ポスターは刷新感ゼロ!《プロレスの興行か?》“諸悪の根源”目立つ配置に悪評ふんぷん

《現在の日本国を自滅に追い込んだ面々》《プロレスの興行ポスターかよ》

 ネット上の反応は「悪評ふんぷん」の投稿ばかり。自民党が21日に公表した、9月12日告示、27日投開票の総裁選に向けたポスターのことだ。ポスターには安倍晋三元首相や岸田文雄首相(67)ら歴代総裁の白黒写真が並び、中央部分には、競争や調和を意味する「THE MATCH」の大きな赤い文字が配置され、その上部に白い文字で『時代は「誰」を求めるか?』とのコピー、下部に「自民党総裁選2024」とある。

 各総裁の写真は党が所蔵する7万枚から選び、人工知能(AI)も活用して作成。平井卓也・広報本部長(66)は会見で、写真の大きさは在任期間や認知度を考慮したと説明していたが、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)問題や、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件でも関与が指摘された安倍氏が大きく掲載されていることに違和感を覚える人は少なくないようだ。

■黒を白と言い逃れてきた面々だから白黒写真なんだろう

 SNS上でも《統一教会の件と裏金事件の件で、諸悪の根源と言える人物が、一番目立つ場所に。なんで?》《正面の人物のカオは黒塗りすべきではないのか》《このポスターを見ても、反省していないな自民党》《黒を白と言い逃れてきた面々だから白黒写真なんだろう》といった皮肉交じりの投稿が少なくない。

 それにしても国政選挙でもないのに専用ポスターや動画を作るとは、それだけ自民党が総裁選に力を入れている証左だろう。

 ただ、今度の総裁選は「新生自民党」や「刷新」、「生まれ変わり」などが強調されていたはず。にもかかわらず、ポスターには「昔の人」ばかり写っていることから、《若手が出馬し新鮮な自民党をアピールするはずなのに昔の人(笑)》《あの頃は良かったなと。統一教会とも蜜月関係、裏金も作り放題だったなと振り返っているのか》といった冷ややかな意見が目立つ。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事『【もっと読む】大慌てで自民総裁選出馬へ…“後出しジャンケン”やめた小泉進次郎の思惑と「アキレス腱」』では、自民党総裁選への出馬をめぐる同氏の動向について詳報している。