セックスレス男性の本音。「俺のせいじゃない!」 その結果、選んでしまう「禁断の解決法」とは?

AI要約

2019年に実施された性機能障害の全国実態調査の報告が示すところによると、50歳以上の年齢層でのED有病率は41.7%となっており、また1カ月に1回未満の性交頻度をセックスレスと定義した場合、全体の70.4%が該当している。

日本は少子高齢化とレス社会という重大な社会問題に直面しており、無子化社会への移行が進行している。

40歳のナオキさんは、妻との間に7年の結婚生活を送っており、最近5年間はセックスレスの状況に苦しんでいる。この状況が彼に精神的影響を与え、日常生活にまで影響を及ぼしている。

セックスレス男性の本音。「俺のせいじゃない!」 その結果、選んでしまう「禁断の解決法」とは?

昨年末、25年ぶり実施の『性機能障害の全国実態調査に関する報告』が発表されました。年齢別EDの有病率はなんと50歳以上で41.7%。また、性交頻度が1カ月に1回未満(1カ月間に1度も性交がない)を「セックスレス」としたところ、全体の70.4%が該当しました。

つまり、日本は少子高齢化と同時に、恐るべきレス社会に突入していたのです。これは人口問題そのものであり、我々は少子化どころか無子化社会を生きていると言えます。

これらの社会課題を男性側の視点で捉え、執筆を続けるライター・山下あつおみ氏が、レスを抱えた夫婦問題についてレポートします。

【無子社会を考える#16】

都内在住のナオキさん(仮名)は、40歳の不動産会社勤務の男性です。42歳の妻と6歳の娘と暮らす彼は、結婚7年目にして深刻なセックスレスに悩んでいます。

ナオキさん、今日はインタビューに応じていただきありがとうございます。まず、現在の夫婦関係について教えていただけますか?

「こちらこそ、話せる機会をいただきありがとうございます。正直、この話をするのは勇気がいりますが、誰かに話さないとどうにかなりそうで…。妻とは結婚して7年になりますが、ここ5年は全くセックスがありません。娘が生まれてから、妻の体調も変わり、自然とそうなってしまいました。最初は仕方ないと理解しようとしましたが、だんだんと自分の気持ちが抑えられなくなって…」

セックスがなくなったことが精神的に大きな影響を与えたのでしょうか?

「そうですね…。やはり、男としての自信がなくなりますよ。夜が来るたびに、また今日も何もないんだなって思うと、心の中で虚しさが広がっていくんです。少しだけでも…と期待しても、結局何も起きない。最初は耐えられると思っていたんですが、だんだんとフラストレーションが溜まってきて、それが日常生活にまで影響を与えるようになりました」