【真夏のエアコン不調】寒暖差疲労をケアする「食習慣」を医師が徹底解説!

AI要約

エアコンによる冷えや外気との差による寒暖差疲労による不調に悩む人に向けて、食事による改善方法を提案。

栄養素の取り入れ方やビタミンやミネラルの重要性について解説。

ビタミンA、ビタミンB12、ビタミンE、カルシウム、トリプトファンの含有食材を紹介し、自律神経の働きをサポートする。

【真夏のエアコン不調】寒暖差疲労をケアする「食習慣」を医師が徹底解説!

エアコンによる冷えや外気との差によって起こる寒暖差疲労による不調。今回はそんなお悩みを抱えている人におすすめ!毎日がラクになる食習慣を「寒暖差外来」で、話題のドクターが解説!

せたがや内科・神経内科クリニック 院長

神経内科専門医・頭痛専門医。エアコンによる体調不良にフォーカスした「寒暖差外来」のほか、「自律神経失調外来」「気象病・天気病外来」など、特殊な外来を多数開設。テレビや雑誌でも活躍する人気ドクター。『面白いほどわかる自律神経の新常識』(宝島社)など著書や監修本は大評判。

栄養素がきちんととれていれば、エアコンによる寒暖差で体に大きなストレスがかかっても、自律神経がきっちりと機能し、元に戻すことができます。

神経の働きを正常に保つためにビタミンやミネラルは欠かせない栄養素です。ビタミンAは自律神経の働きと連動する目の機能に影響します。ビタミンB12は、脳神経のコントロールに関わっています。ビタミンEは、血流がよくなるのでエアコンによる冷えの改善にもアプローチする栄養素です。

ビタミンAを豊富に含む食材:にんじん、ほうれん草、レバー、モロヘイヤ、うなぎなど

ビタミンB12を豊富に含む食材:あさり、しじみ、さんま、イワシ、肉類など

ビタミンEを豊富に含む食材:かぼちゃ、アーモンド、アボカドなど

自律神経の働きをサポート。神経を安定させる働きでも知られ、怒りっぽさやイライラ感の解消にも。

カルシウムが豊富な食材:小松菜、乾燥ヒジキ、生揚げ、チーズ、牛乳など

神経伝達物質のひとつで、“幸せホルモン”といわれるセロトニンの原料となるトリプトファン。セロトニンを増やすことは自律神経を整えることにつながります。

トリプトファンが豊富な食材:ナッツ、大豆、かつお、卵、バナナなど。

イラスト/香川尚子 取材・文/金子優子

Edited by 沈 晨棟