暑さで異変か 日本最大級フラワーパークで夏に人気…10万株「マリーゴールド」約3分の1が枯れてしまう 原因は高温多湿で誘発された「青枯病」

AI要約

鳥取県の人気観光地・とっとり花回廊で、夏に咲き誇るはずの10万株のマリーゴールドの約3分の1が枯れてしまう異変が起きた。

枯れた原因は青枯病という病気で、高温多湿の条件下で発病しやすかったことが挙げられる。

今後は徹底した対策をして、来年度に向けて回復を目指すとしている。

暑さで異変か 日本最大級フラワーパークで夏に人気…10万株「マリーゴールド」約3分の1が枯れてしまう 原因は高温多湿で誘発された「青枯病」

暑さの異変でしょうか。

鳥取県の人気観光地・とっとり花回廊で、夏に咲き誇るはずの10万株のマリーゴールドが、3分の1も枯れてしまいました。

鳥取県南部町のとっとり花回廊。

お盆期間中とあって、15日は朝から家族連れで賑わっていました。

来園者(帰省客)

「ヒマワリの中に子どもがいると夏だなって感じ」

Qお花で何が1番好き?

「これ。1番好きめっちゃ」

そんな中…

土江諒 記者

「私がやってきたこちらの花の丘ではマリーゴールドが咲き誇っているんですが、手前は枯れているものがあるんですね」

とっとり花回廊 担当者

「サマーフェスティバルの期間中はマリーゴールドはメインの花だったので、その辺りを考えると園として残念だと思います」

本来であれば、10万株のマリーゴールドが咲き誇る圧巻の光景を楽しむことができますが、一部の花が無惨にも枯れていました。

とっとり花回廊 担当者

「色々と調査を進めた結果、青枯病という病気にかかっている可能性があることがわかった」

「青枯病(あおがれびょう)」。

土壌に潜む病原菌が根から侵入し植物の導管内を詰まらせ、水を吸い上げることができなくなり、やがては枯れてしまう病気です。

高音多湿の条件下で発病しやすく、今年は平年より高温であったとや6月、7月に大雨があったこと。

丘の斜面部分の水捌けの悪さやその後の乾燥など、様々な要因が重なり、約3分の1が枯れてしまいました。

とっとり花回廊 担当者

「まずは早急に抜き取りをして、来年度に向けて排水対策であったり、品種をかえたりしながら対策を進めていきたいと思います」

約2週間ほど花の丘から花はなくなりますが、その後サルビアが植えられ、9月下旬には見ごろを迎えるということです。