パリ五輪陸上200m金テボゴがボツワナ凱旋、大統領もダンスで歓迎

AI要約

ボツワナの陸上選手、レツィレ・テボゴがパリ五輪男子200メートルで金メダルを獲得し、凱旋式で歓迎を受ける。

大統領が祝日を宣言し、首都ハボローネでは多くの人々が集まり、歓迎のセレモニーが行われた。

テボゴはアフリカ記録を更新し、ボツワナの五輪通算メダル数は4個になった。

パリ五輪陸上200m金テボゴがボツワナ凱旋、大統領もダンスで歓迎

【AFP=時事】パリ五輪の陸上男子200メートルで優勝し、ボツワナに初の五輪金メダルをもたらしたレツィレ・テボゴ(Letsile Tebogo)が13日に凱旋(がいせん)し、盛大な歓迎を受けた。

 テボゴの快挙を祝して、モクウィツィ・マシシ(Mokgweetsi Masisi)大統領が急きょこの日の午後を祝日とする中、代表チームが戻った首都ハボローネには子供連れの家族やお年寄り、若者が集まって空のような青と白、黒の国旗を振り、小さな空港には多くの人が詰めかけた。

 滑走路では、側近が日よけの傘を差す下でマシシ大統領がダンスを踊る中、毛皮の衣装とビーズのアクセサリーをまとったダンサーの伝統的な踊りで歓迎のセレモニーが始まった。セレモニーが国立競技場へ移動すると、大統領は集まった2万人以上の人たちに向かって「テボゴはボツワナだけでなく、アフリカの歴史をつくった」と語った。

 21歳のテボゴはアフリカ記録の19秒46をマークし、アフリカの選手として初めて五輪の男子200メートルを制した。他に男子4x400メートルリレーでも銀メダルを獲得したことで、ボツワナの五輪通算メダル数は4個となった。

 テボゴに対しては、報酬として家2軒が贈られることがスポーツ相から発表されている。他のリレー銀メダリストにはそれぞれ家1軒ずつが贈られるという。

 5月に母親を亡くしたテボゴは「僕を応援してくれた国民の皆さんに感謝したい。ここまでたくさんのことがあった」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News