【得する豆知識】失敗しない!甘~い「カットスイカ」の見分け方は?管理栄養士が回答
スイカは夏に旬を迎える果物であり、栄養価も高いことがわかりました。ビタミンCやカリウム、リコピン、シトルリンなどが豊富に含まれており、健康にも良い影響を与えることが期待されます。
スイカを選ぶ際には、皮の模様や果肉の色、種の状態などを確認することで新鮮なものを選ぶことができます。特に、果肉が少しヒビ割れているものや、黒い種が多いものが完熟して美味しいとされています。
カットされたスイカも手軽に食べることができますが、購入後は早めに食べることやドリップのないものを選ぶことがポイントです。スイカを楽しむ際は美味しい見分け方を覚えておくと良いでしょう。
夏に旬を迎えるスイカ。スーパーマーケットなどでも入口付近に並べてあるのをよく見かけます。暑くなってくると食べたくなりますよね。ほぼ水分のイメージがあるかと思いますが、実は栄養あります。最近は1玉買う人は少ないのではないでしょうか。カットされたスイカが多い印象です。カットされたものは空気に触れるため傷むスピードが早いです。そのため購入する際はよく見て新鮮なものを選ぶことができれば嬉しいですよね。スイカの栄養や見分け方を紹介していきます。
■スイカの栄養
■■ビタミンC
強い抗酸化作用があります。ホルモンの合成を促進したり、鉄の吸収を助けたりします。またコラーゲンの生成にも関わっています。コラーゲンが不足してしまうと骨がもろくなったり、こどもは成長に悪影響を及ぼします。
■■カリウム
細胞内の水分量を調整したり、筋肉の動きをコントロールします。血圧を下げる働きもあるといわれています。むくみの解消にも期待できます。
■■リコピン
スイカの赤い色はリコピンが含まれているためです。トマトのイメージがありますがスイカにも含まれています。強い抗酸化作用があります。体脂肪燃焼効果が期待できるといわれています。
■■シトルリン
アミノ酸の一つです。体内で血流をよくするために働いています。シトルリンを摂取することで、血流がよくなり浮腫みへの効果が期待できます。肌の潤いを保つことにも関わる栄養素です。
■カットスイカの見分け方
■■皮の模様がはっきりしている
皮つきのスイカの場合はまずは皮をみましょう。新鮮なものは模様がはっきりとしています。黒い部分が少し浮き上がっているものがあればラッキーです。触って確認できる場合はぜひ手で確かめてみましょう。
■■皮と果肉の間をチェック
新鮮なものは、皮と果肉の間がくっきりとしています。はっきりしている方がより美味しい証拠です。果肉もくっきり赤いものがオススメです。
■■種の色は黒
黒い方が熟していて美味しい証拠です。白い種はまだ未熟ということなので、できるだけ黒い種が多いものを選ぶことがポイントです。種と果肉の間に隙間がないものを選びましょう。
■■果肉が少しヒビ割れているもの
意外かもしれませんが、実は果肉が少しヒビ割れしている方が、完熟で甘くて美味しい証拠といわれています。切ったときにはじけるように割れることが多いためです。
■まとめ
暑い夏に食べたくなるスイカ。栄養やカットされたスイカを選ぶときのポイントをご紹介しました。ブロック状にカットされたスイカは手軽にすぐに食べることができ、ゴミも少なくて済むのでオススメです。この他にも、ドリップ(汁)が容器に溜まっていないものを選ぶとより新鮮なものを手に入れることができます。カットスイカは購入後できるだけ早く食べて新鮮なうちに楽しみましょう。ぜひスイカを手に取る際は美味しい見分け方をチェックしてみてくださいね。
参考文献:
正しい知識で健康をつくるあたらしい栄養学 高橋書店
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
ライター/こばやしなつき
管理栄養士。病院での大量調理や栄養士業務を経験。高齢者福祉施設にて利用者様の健康マネジメントに携わる。妊娠を機に退職。妊娠中に食事の大切さに改めて気づき、こども・ママ・家族みんなが笑顔で過ごせるようサポートしたいと思うように。現在は妊娠中の食事やこどもの栄養について情報を発信。栄養や健康に関する記事執筆などを行っている。マタニティ雑誌「マタニティSTYLE2024」レシピ掲載
協力/NS Labo