ご祝儀のために「新札」が欲しい! 銀行に行けない場合「アイロン」を当てるのはNG? ホログラムを避ければ大丈夫なの?
結婚式のご祝儀を新札で用意する方法について紹介。
アイロンを使って新札に寄せる方法や注意点を解説。
ホログラムにアイロンをかけないようにすることが重要。
結婚式のご祝儀は、2人の新たな門出を祝うためにも、誰も使っていない新札を用意するのが一般的です。新札は銀行で入手できますが、行く時間がない場合は新札を用意するのが難しいのではないでしょうか。
そこで本記事では、ご祝儀のために新札が欲しい場合に試してほしい「アイロンを使って新札に寄せる方法」を紹介します。アイロン以外の方法も後半で紹介しているので、参考にしてください。
結論から言うと、お札にアイロンをかけても問題ありません。しかし、アイロンをかけたら新札を完全に再現できるのではなく、「新札に近い状態になる」と覚えておきましょう。
シワが多すぎるお札や折り目が強く付いているお札は、アイロンをかけても思ったようにキレイにならない可能性があります。アイロンで新札に近い状態にできるのは、比較的軽いシワや折り目が少ないお札です。
また、100度以上の熱を加えたり、スチーム機能でアイロンがけを行ったりすると、お札が傷んで焦げてしまう恐れがあります。アイロンの温度は100度程度に設定し、短時間だけ当てるようにするのが重要です。
■ホログラムにアイロンをかけるのはNG
お札には、偽造防止のためにホログラムが付いています。お札自体にアイロンを当てるのは問題ありませんが、熱に弱いホログラムにアイロンを当てると、ATMや自動販売機で認識不能となる可能性があるためです。
これまでは、五千円札と一万円札のみにホログラムが付いていましたが、2024年7月3日から導入された新紙幣では、千円札・五千円札・一万円札の全てに3Dホログラムが導入されています。新しく千円札にもホログラムが導入されたため、旧紙幣と同じようにアイロンを当てないよう注意しましょう。
お札にアイロンをかける方法を解説します。アイロンがない人は、「アイロン以外で新札をする方法」をご覧ください。まずは、次の道具を用意します。
・霧吹きスプレーに入れた水
・キッチンペーパー
・アイロン
・アイロン台
・厚さがあって重りになりそうな本(1~2冊)
次の手順に沿ってアイロンを当てていきましょう。
1.アイロン台にお札を乗せて、両面を霧吹きスプレーで湿らせる
2.キッチンペーパーで、お札の水分を軽く拭き取る
3.アイロンの設定温度を100度にして、軽く滑らせるようにアイロンを当てる
4.シワや折り目が取れたら、反り返し防止のために辞書などの厚い本でお札を挟む
5.厚い本がほかにあれば、お札を挟んだ本の上に重ねる(重さを加えるため)
6.1~2時間後に、お札がキレイになっているか確認する
お札がキレイになっていれば、アイロンを使った方法は成功です。
繰り返しますが、アイロンはホログラムに当てないよう注意してください。また、ヘアアイロンでもシワ取りはできますが、一度で両面に熱を加えるためお札を傷つける可能性があります。できるだけ衣服用アイロンを使用するようにしましょう。