印ロ中銀、二国間貿易拡大へ通貨交換レート設定などの協議再開=関係者

AI要約

インド準備銀行とロシア中央銀行が、二国間貿易拡大に向けて協議を再開

対ドルレートを介さず、インドルピーとロシアルーブルの直接交換レートについて話し合い

ロシアとインドの間には重要な輸出入関係が存在し、直接の取引レートが議論されている

印ロ中銀、二国間貿易拡大へ通貨交換レート設定などの協議再開=関係者

Nikunj Ohri Manoj Kumar

[ニューデリー 14日 ロイター] - インド準備銀行(RBI、中央銀行)とロシア中央銀行は、二国間貿易拡大に向けた両国通貨の直接交換レート設定などの問題解決のための協議を再開している。関係者が明らかにした。

インド政府筋は14日、インドルピーとロシアルーブルについて対ドルレートを介さず、直接の交換レートをどう決めるかが話し合われていると述べた。

銀行業界筋によると、RBI幹部が今週ロシアに入り、二国間貿易のための決済手続きについて議論するという。

関係者は「直接の交換レートがあれば、(貿易決済水準を)ドルを含めた別の通貨に連動させずに済む。だがそれにはルピーとルーブルが同じ外為プラットフォームでより大規模に、より長期間取引されなければならない」と課題を指摘した。

ロシアにとってインドは中国に次ぐ輸出相手となっており、4─8月の輸出額は237億8000万ドルと前年同期比20.3%増加。インドはロシアから主に原油を輸入している。