南国の夏を都会の真ん中で! シティ・ポップムーブメントを象徴する『永井博 展』で「あの頃」を味わおう

AI要約

渋谷ヒカリエ内のBunkamura Galleryで、8月10日から26日まで『永井博 展 SUMMER BREEZE』が開催される。本展では彼の貴重な旧作から新作まで、原画を中心に展示販売している。

1980年代の日本ニューミュージックシーンを象徴するイラストレーター、永井博。彼の作品は南国の風景をテーマに、ユニークでノスタルジックな雰囲気を持つ。

シティ・ポップのカルチャーと永井博の作品が一堂に会した展示会。音楽とアートの融合を楽しめる貴重な機会である。

南国の夏を都会の真ん中で! シティ・ポップムーブメントを象徴する『永井博 展』で「あの頃」を味わおう

渋谷ヒカリエ内のBunkamura Galleryで、8月10日から26日まで『永井博 展 SUMMER BREEZE』が開催される。本展では彼の貴重な旧作から新作まで、原画を中心に展示販売している。

1970年代後半から80年代にかけて大流行した日本のニューミュージック、シティ・ポップ。その音楽はジャンルに留まることなく、ファッションやアートにも影響を与え、今や一大カルチャーとなり、日本のみならず世界中から注目を集めている。

そんなシティ・ポップムーブメントを象徴する人物の一人として挙げられるのが、イラストレーターの永井博だ。彼は1981年に発売した大滝詠一のアルバム『A LONG VACATION』でアートワークを手掛け、独特の洗練さとモダンさで唯一無二の作品を生み出してきた。コンピューター・グラフィックを彷彿とさせるそのタッチは、すべて自身の手でキャンバスにアクリル絵の具で描いたものだ。

幾何学的な構図、誰もいないプール、そして視界の彼方には水平線と青空。永井の作風は一貫して「南国の風景」をモチーフとしていて、フラットな色使いでノスタルジックな情緒を感じさせる。シティ・ポップの心地よいリズムと、摩天楼を想起させる都会的な音楽を見事にビジュアル化した作品は、世代を超えて愛されている。

まるでさざ波とヤシの木が揺れる音が聞こえてくるような、生き生きとした南国の夏をぜひ都会の真ん中で体感してほしい。