親しい人の「言いにくいこと」が気になったら…? 高橋メアリージュンが実行したこと

AI要約

家族や恋人、友人など身近な関係でも、言葉を使わないと意思や感情が伝わりにくいことが多い。

言葉にしないと誤解が生じることもあり、言葉を使うことが重要である。

言葉を使う際には相手の気持ちを考えて適切な言い方を心がけることが大切である。

親しい人の「言いにくいこと」が気になったら…? 高橋メアリージュンが実行したこと

私たちは日頃、ついつい「家族だから、親子だから、恋人だから、友人だから、言わなくても分かるだろう、伝わるだろう」と考えがちです。けれど実際は、たとえ近しい間柄でも、言葉にしないと分からない、伝わらないことのほうが多いのではないでしょうか。

曖昧にせず、きちんと言葉にすることで誤解が解けたーー。実は高橋メアリージュンさんも、過去にそんな経験をしたことがあると言います。

人間だけが持ってる「言葉」というギフトについてメアリージュンさんが伝えたインスタグラムを入り口に、前編では壮絶な言葉のバトルもある、現在出演中のドラマ『スカイキャッスル』の話も聞きました。後編ではメアリーさんが家族に抱いた「ある疑惑」について語っていただきます。

よく「言わなくても分かるでしょ? 伝わるでしょ?」と言う人がいます。相手が身近な人だと、よりその感覚は強くなるようです。でも現実は……言わないと伝わらないですよね?

以前「伝えないのは、思っていないのと一緒」という話を聞いたことがあるのですが、本当にその通り。相手が家族であろうと恋人であろうと、所詮自分とは別の人間なのですから、黙っていては何も伝わらないと思います。

ただ、そういう時も大事なのは「言い方」ですね。前編で「言葉は時に凶器にもなり得る」という話をしましたが、言い方に気を付けないと、相手を傷つけることになってしまいます。

実は私にも、家族に対して「言いにくいけど、ここははっきり伝えたほうがいいな」と、勇気を出して言葉を発した経験がありました。

それは上の弟が、5年間暮らしたアメリカから帰国した時のこと。弟はうちに住むことになりました。ところがどっこい不思議な匂いがしたのです(笑)。家中その匂いになったので、匂いに敏感な私は頭を抱えました。

私の頭の中はすごい速さでグルグル!「これはいわゆるワキガだろうか?」「それなら治療で治るらしいし教えてあげようか?」「食生活が変わると体臭も変わると聞いたことがある。もしかして長い海外生活の影響なのかな?」「DNAが近いと臭く感じてしまうとも言うし……」等々と、一人であれこれ考えていました。

体臭の問題はたとえ姉弟でも指摘しにくいものですが、弟のために勇気を出して「もしな、もしもやねんで、ワキガの可能性があるかもしれへんくて、治療で治るらしいから、良い病院紹介するで?」と切り出してみたのです。

すると彼は元気に、「お姉ちゃん、俺、昨日めっちゃニラ食ってん」……ニ、ニラやと?……ほんまや。めっちゃニラの匂いやん……。な、なんかごめんなぁ……。

事実、彼の言葉どおり、翌日にはその匂いは消滅。疑惑は、きれいさっぱり消え去りました。結果的に大笑いで終わりましたが、原因がわからなければその日一日モヤモヤしていたはずなので、思い切って言って良かったです。ちゃんと言葉にして正解でした!(弟が傷ついてないことを願います)