一人暮らし中の娘が窓を「開けっ放し」で寝ていた!「エアコンは電気代がかかるし、2階だから大丈夫」とのことですが、防犯面が心配です。就寝中のエアコンで、そこまで電気代が上がるのでしょうか…?

AI要約

窓を開けて寝ることによる防犯リスクやエアコンの電気代について解説。

窓を開けていると侵入者に簡単に入られる可能性があるので、窓を施錠して寝る習慣をつけることが重要。

エアコンを使用しても1晩の電気代はそこまで高額ではない。

一人暮らし中の娘が窓を「開けっ放し」で寝ていた!「エアコンは電気代がかかるし、2階だから大丈夫」とのことですが、防犯面が心配です。就寝中のエアコンで、そこまで電気代が上がるのでしょうか…?

電気代を節約するために、エアコンを使わずに窓を開けて涼む人もいるでしょう。

ただ一人暮らしをしている子どもが窓を開けっぱなしにして寝ていると知ったら、親としてはとても心配になりますよね。「2階だから問題ない」と言われても、防犯面を考えると不安な気持ちを抱くでしょう。

本記事では、窓を開けて寝た場合の防犯面のリスクや、就寝中のエアコン利用にかかる電気代について解説します。

警察庁のデータによれば、空き巣や忍び込みなど侵入犯罪で多いのは「表出入口」や「窓」からの侵入です。侵入の手口としては、施錠されていなかったためそのまま侵入する「無締り」が最も多く、次いでガラスを破る「ガラス破り」が続きます。

たとえ2階以上に住んでいても、侵入されるリスクはあるといえるでしょう。例えば以下のような手段で2階に侵入することがあります。

・物置やエアコンの室外機を使って登る

・隣家の屋根から移動する

・木や電柱、ハシゴなどを利用する

いざ侵入者がきたときに窓が開いていれば、簡単に侵入されてしまいます。侵入者は侵入に時間がかかると諦める傾向が強いため、窓を施錠するだけで被害を防げる可能性が高まります。「2階だから窓の鍵をかけなくても大丈夫」と油断しないことが大切なのです。

実際、警視庁は侵入や性犯罪被害を防止するための対策として、「就寝時は、2階以上の部屋であっても窓を閉めて施錠」することを勧めています。窓を閉めて施錠してから寝る習慣をつけることは、最も基本的で効果的な防犯対策といえるでしょう。

エアコンの電気代は、使用時間や設定温度、エアコンの性能によって異なります。ここでは8畳の部屋で使用するエアコンの消費電力を600Wとして、電気代を計算しましょう。電気代は次のような計算式で計算されます。

消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)

例えば1kWhあたりの電気代が31円とすると、午後10時から午前6時までの8時間の使用で

0.6kW×8h×31円/kWh=約150円の電気代がかかる計算になります。

この結果から、エアコンをつけっぱなしにしても一晩の電気代はそれほど大きな負担にはならないことが分かります。