【独自】「こんなに近くに」人気観光地で“親子クマ”に突然遭遇 目の前で…川遊び 観光客20~30人が撮影 長野・松本市

AI要約

長野・松本市で23日、人気観光地の川で水浴びをするクマの姿が撮影された。子グマを含む4頭がいたという。

撮影者たちは、クマとの突然の遭遇に驚きながらも約50メートルの距離を保ちながら、その様子を記録していた。専門家は、クマに出会った場合には静かにバックし、後ずさることを勧めている。

環境省は、クマとの接触時には大声を立てたり刺激を与えたりしないよう呼びかけているが、予期せぬ出会いに遭遇した際の適切な対応方法を示唆している。

【独自】「こんなに近くに」人気観光地で“親子クマ”に突然遭遇 目の前で…川遊び 観光客20~30人が撮影 長野・松本市

長野・松本市で23日、人気観光地の川で水浴びをするクマの姿が撮影された。

子グマを含む4頭がいたという。

現場は人通りが多い山道で、大勢の観光客が距離を保ちながら撮影をしていた。

専門家は、刺激しないよう距離を取るようにと注意を呼びかけている。

長野・松本市で23日、高原観光地の上高地で警戒するそぶりも見せず、川にべったりとおなかをつけ、水浴びをするクマをカメラがとらえた。

目撃した撮影者は当時を振り返り、「コマドリという鳥を撮るために、それを目当てで行ったんですけど、コマドリのいる場所が災害で通行止めだった」と話す。

予定していたルートが通行止めだったことから、別の山道を歩いていたという。

すると、黒い大きなクマに遭遇した。

撮影者と同行していた知人は、「クマが自分のいる道の方へ向かってきたんで、一緒にいた仲間が声かけた、止まれ!止まれ!って」とやり取りをしたという。

知人の忠告で、その場を動かずにとどまったのだ。

現場となった地域では、クマを見つけた場合、静かにその場を離れるように注意が呼びかけられている。

しかし撮影者たちは、身の危険を感じたため、その場にとどまったという。

撮影者は、「こんなに近くにね。しかも全然人間を恐れることもなくゆったりとしてるんで、びっくりですよね」と驚いていた。

さらに、撮影されたクマは1頭だけではなかった。

撮影者は、「子グマもいたんで。まだ親離れしてそんなに経っていないと思われる感じですね」と話す。

撮影者によると、クマは4頭いて、周りにいた人たちが笛を吹くなどして警戒しながら、その様子を記録していたという。

また現場では、「観光客が20人か30人近く、ずっと立ち止まってクマを見たり撮影したりしていた」という。

クマとの突然の遭遇に撮影者を含め、大勢の人が約50メートルの距離を保ちながら、カメラに収めていたとのことだ。

環境省は、撮影や大声で叫ぶなどの行為は避けるべきと注意を呼びかけている。

しかし、そんな中でもクマに出会ってしまったら、どのように対応すればいいのだろうか。

アジア動物医療研究センターのパンク町田センター長は、「まず遭遇したときですね、あまり刺激をしないように、クマと目が合っているのであれば、目を離さずにバックし、後ずさるということが重要になるかと思います」と解説している。

(「イット!」 7月30日放送より)