「駅前の図書館」が来館者数100万人を突破 大阪北部地震で休館も移転し好調 寝屋川

AI要約

大阪府寝屋川市立中央図書館が開館3年を前に累計来館者数100万人を突破。被災後移転し、市民サービスのターミナル化を目指した施設は好評を得ている。

月曜を除く平日は午後9時まで開館し、夕方以降は利用が目立つ。一日平均の来館者数は移転前の倍になったと報告。

100万人目の来館者の感想や市のコメントも紹介。図書館が市民にとって重要な『サードプレース』として定着している。

駅前の図書館として親しまれている大阪府寝屋川市立中央図書館が、開館3年を前に累計来館者数が100万人を突破した。

もとの中央図書館は平成30年の大阪北部地震で被災し、休館を余儀なくされた。令和3年8月、市民サービスのターミナル化を目指すなかで京阪寝屋川市駅前の商業施設「アドバンスねやがわ1号館」4階に移転し、開館した。

書架に埋め込まれた閲覧空間「NEYA」を館内各所に配置するなど従来の図書館のイメージを覆す空間で、利用者からの評判も上々。月曜を除く平日は午後9時まで開館しており、夕方以降はサラリーマンらの利用も目立つ。市によると、移転前との比較で一日平均の来館者数はほぼ倍になったという。

100万人目の来館者となった寝屋川市在住の仁保利優さんは「仕事帰りに気軽にふらっと立ち寄ることができる憩いの場所。久しぶりに来たが、まさか100万人目になるとは思わずびっくりした」と話した。

市は「家でも職場でもない居心地に良い場所『サードプレース』として市民に浸透した」と受け止めている。