髪の毛は週に1回洗えばOK!? 洗う頻度の正解は?【皮膚科医が解説】

AI要約

髪を洗う頻度については、一概に決められる数字はなく、個人の髪や活動量によって異なるということが皮膚科医から指摘されている。

頭皮から分泌される皮脂の量に応じて髪を洗う頻度を決めるべきであり、洗いすぎや洗い足りないことは髪の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。

ヘアタイプや活動量、年齢、カラーリングによっても洗髪の頻度は異なるため、自分に合った頻度を見つけることが重要である。

髪の毛は週に1回洗えばOK!? 洗う頻度の正解は?【皮膚科医が解説】

髪を洗う頻度についての議論は何年も続いている。インターネットでは毎日洗うことを勧める記事や、ヘアタイプによって月1回という記事まで様々な情報があふれているけれど、皮膚科医いわく、万人に当てはまる数字はないそう。

つまり、「その人の髪と活動量次第です」と話すのは、米マウント・サイナイ・アイカーン医科大学臨床皮膚科学助教授で皮膚科医のゲイリー・ゴールデンバーグ医学博士。

でも、髪と頭皮をキレイにすることが大切なのは間違いない。ゴールドバーグ医師によると、髪の毛は皮膚細胞と脂腺に囲まれた毛包から出てくるけれど、この脂腺は皮脂を分泌する。皮脂は髪を健康で柔らかい状態に保つ一方、髪のべたつき、ヘアケア剤の蓄積、フケの原因にもなる。だから、硫酸不使用か天然成分オンリーのシャンプーが必要になるというわけ。詳しく見ていこう。

必ずしも悪いことではないけれど、これも個人のニーズ次第。米国皮膚科学会によると、髪を洗う頻度は頭皮から分泌される皮脂の量によって決めるべき。

「髪が油っぽい人は、毎日洗ってもまったく問題ありません」と話すのは、米マウントサイナイ病院皮膚科の美容整形・臨床研究ディレクター、ジョシュア・ツァイヒナー医学博士。「もちろん、髪が乾燥している人や頭皮が敏感な人は、もう少し頻度を下げてもいいですよ」。ツァイヒナー博士によると、毎日洗う人もいれば、1~2週間に1回しか洗わない人もいる。最終的には個人のニーズと好みの問題。

ただ、洗いすぎはやっぱりよくない。ゴールドバーグ医師いわく、必要以上に髪を洗うと、髪を潤しておくための油分が剥ぎ取られてしまい、髪がもろくなたり切れたりする。

ヘアタイプや皮脂の分泌量が何であれ、絶対という頻度はない。理想的な頻度は、運動の頻度、髪質、カラーリング、年齢によっても変わる。

「とてもアクティブな人の場合は、頭皮に汗が蓄積したり、汗に汚れがくっついたりするので、頻繁に洗ったほうがいいでしょう」とゴールドバーグ医師。逆にカラーリングをしている場合は、色落ちを防ぐためにシャンプーの頻度を下げて。また、年を取ると頭皮の油分が少なくなるので、頻繁に洗う必要もなくなる。

ヘアケアブランド『NTRL By Sabs』の創業者でセレブ専門ヘアスタイリストのサブリナ・ロー・ホールズワースによると、カーリーヘアは髪の油分が剥ぎ取られやすいため、洗いすぎないようにするべき。

一般的に、専門家たちはヘアタイプごとに以下の頻度を勧めている。