サッカーに励む母子家庭の児童を支援「竹内悌三賞」表彰式 児童6人が入賞

AI要約

サッカーやフットサルに励む母子家庭の小学生を対象とした作文コンクール「竹内悌三賞」の表彰式が開かれた。

竹内悌三の功績や同賞の由来、受賞者への贈呈式について。

優秀賞に輝いた兵庫県西宮市の小学生の喜びやその母親の感謝の気持ちが伝えられた。

サッカーに励む母子家庭の児童を支援「竹内悌三賞」表彰式 児童6人が入賞

サッカーやフットサルに励む母子家庭の小学生を対象とした作文コンクール「竹内悌三賞」の表彰式が31日、東京都文京区の日本サッカー協会で開かれた。審査委員長を務めた同協会相談役の川淵三郎氏から、出席した受賞者らに記念品などが贈られた。

竹内悌三は、1936年のベルリン五輪サッカー日本代表の主将で、優勝候補のスウェーデンを破った「ベルリンの奇跡」のメンバーとして知られる。その後、先の大戦に召集され、戦後シベリアに抑留されて死去した。

同賞は、竹内の娘で照明デザイナーの石井幹子さんが、自身も母子家庭で育った経験から平成27年に創設。応募総数24点から優秀賞と佳作、入賞の6人が表彰された。

優秀賞に選ばれた兵庫県西宮市の小学5年、田山樹(いつき)君は「とてもうれしい。お母さんに『いつもありがとう』と言いたい」。母の麻耶さんは「こういった機会を作っていただいてありがたい」と笑顔を見せた。

川淵氏は「みんなお母さんを思う気持ちやサッカーに懸ける思いが素晴らしく、優秀賞を選ぶのが難しかった。これからも楽しんでサッカーをしてほしい」とエール。石井さんは「私が生きている限り、毎年続けていきたい」と話した。