【高難度】キャリア10年の釣り女子がハマる「鮎の友釣り」。炊き込みご飯、フリット……料理法も紹介
釣り歴10年のフッチーこと渕上万莉さんは、最近ハマっている「鮎の友釣り」について語った。
鮎の特徴や魅力、釣り方について詳細に紹介し、ハマる理由を明らかにした。
鮎釣りの季節や道具、技術について解説し、友釣りの楽しさを伝えた。
釣り歴10年のフッチーこと渕上万莉さん。
これまでずっと海釣りを楽しんできた彼女が、2年ほど前からハマっているのが「鮎の友釣り」だという。
今回は、敬遠してきたというこの釣りに魅せられた理由を聞いた。
こんにちは! “釣って食べて呑む”をモットーに、全国の海を飛び回るアングラー、フッチーこと渕上万莉です。
今回は、最近私が最もハマっている「鮎の友釣り」を紹介したいと思います。
夏になるとよく高級料亭で出される天然の鮎。キレイな水を好み、見た目も美しい魚なので、“清流の女王”と称されています。
鮎は河川の石についた藻を食べているので臭みがなく、内臓ごと調理して丸ごと食べるのが一般的。ほかの魚にはない独特な香りと美味しさがあります。
スイカのような匂いがするので、“香魚”とも呼ばれています。
先日、岐阜県の馬瀬川に鮎釣りに行ってきたのですが、その川の鮎は昨年、鮎の美味しさを競う「清流めぐり利き鮎会」というイベントでグランプリを獲得しました。
鮎の寿命は一年と短く、この短い期間の中で6~7月は「若鮎」、8~9月は「成魚」、10月半ば頃からは「落ち鮎」と呼ばれ、見た目も少し違いがあります。
地域によって解禁日は異なりますが、鮎釣りができるのは毎年6月~10月末頃まで。
最近はルアーを使った「アユイング」という釣り方も流行ってきていますが、今回は代表的な釣り方である「友釣り」について紹介します。
鮎は縄張り意識がとても強い魚なので、自分の餌場となる石の周りに侵入してきた他の鮎に対して、猛烈にアタックして追い払います。
この習性を活かして、生きたオトリ鮎を泳がせて、攻撃してくる鮎を針に掛けて釣り上げる釣り方が「友釣り」です。
使うタックルは、リールを使わないのべ竿で、9m前後の長さのものが標準的です。金額はピンキリで、5万円以下のものから高いものは40万円以上するものもあります。
装備は、鮎タイツに鮎ベストというスタイルが安全性を考慮すると理想的ですが、浅い河川ならライトスタイルといって、ウェーダーや海釣りのような短パンにタイツという軽装でも釣りができます。