来年新一年生の次男に「ワークマンのランドセル」買ってみた!みんなと同じを嫌う偏屈母さんの私

AI要約

子どもが小学生になるのを機に、従来のランドセルに代わる新しいスタイルのバッグを検討するエッセイ。

ワークマンで販売されている耐摩耗性のあるナイロン製のランドセルに魅了され、購入を決意する。

周囲の熱烈な「ラン活」についていけず、自分の考えと違うと感じるエッセイ。

来年新一年生の次男に「ワークマンのランドセル」買ってみた!みんなと同じを嫌う偏屈母さんの私

旅エッセイストの国井律子です。今回の連載「無駄のない暮らし」は「ランドセル」について。

43になる歳に老体にむち打って生んだ次男が、やっと来年小学生になります。小学生と言えば「ランドセル」ですが、じつは私、子どものころからそのトレードマークが好きではなくて……。

現在のランドセルはずいぶん改良されて軽くなったり、背負い心地がよくなったようですが、「私の子ども時代は」ですけど、以下のことが気にくわなかったのです。

・みんなと同じモノをだれも疑問を持たずに使うということ

・革なのでカバン自体が重かったこと

・型押しの革製品、たいした荷物が入らなかったこと

・そもそも「あの独特なカタチ」が好きではなくバックパックでよくない?

ランドセルとリュックのハイブリッドである「ランリュック」は、このごろたまーに長男の小学校でも見かけるようになりました。でもそれらはいまだランドセル感が強くて、コレほしい! というほどではなかったのです。

先日のこと、kufuraでたまたま見かけた記事。

「ついにワークマン8,800円のランドセル発売開始!その実力は?」

おっと、急にズキュン! と来ちゃいましたよ。手ごろな値段はさておき、耐摩耗性のあるナイロンは丈夫そうだし軽そうだし、見た目も悪くない。いいな! と思ってさっそく買ってきました。今回はそんなお話です。

「ラン活」なんて言われるほどに、ここ数年小学校入学を控えたご家庭にとって、ランドセル購入は大イベントです。年中さんの1~2月くらいからボチボチ準備を始める方もいて、また年長さんになる前にはすでに人気の工房系の受注は終わっていたり!? 値段も10万円近くする人気の高級ブランドがあったりと……。

歳が同じ子どもを持つ近しい仲間たちは、すごく盛り上がっていたけど、一方で私は完全について行けず。先ほども申し上げましたが、ランドセルの意義とか意味とかがわからなくて……。

さらには年長さんのGW前とかにラン活の話題がお友だちママから出てくると、へぇ、この時期にランドセル買うということは、このご家庭はお受験しないのかー。絶対すると思っていたのに意外~なんて思ったりして……。

ほらほら、お友だちママとの薄い内容の会話で、こういういやらしい想像をするのも、ランドセルの苦手なところなんです(笑)。

のちほど触れようと思うのですが、長男のときの5年前も、まったくもってラン活、やる気になれず。小学校入学まであと3カ月切った年明け、やっと旅先のニトリに思いつきで行って試着。帰宅してからネット購入したのでした。