「過保護すぎる?」と悩む母親…小学生の“一人遊び”いつから許すべきか?

AI要約

小学校に入学したら、一人で遊びに行っても大丈夫?

小学生の一人遊びについて親の悩みや社会の変化を考察

保護者の考え方や子供の自立についてのインサイト

「過保護すぎる?」と悩む母親…小学生の“一人遊び”いつから許すべきか?

小学校に入学したら、一人で遊びに行っても大丈夫?

これは、小学生の子どもを持つ親なら一度は悩んだことのあるトピックではないでしょうか。

記憶に新しいところでは、昨年、埼玉県の「虐待禁止条例の改正案」の取り下げが大きく報じられました。「やむを得ず、小学生が一人で留守番することは虐待なのか」「公園で子ども同士遊ぶこともできないのか」という反対の声が殺到したとのこと。

条例改正案取り下げのニュースにほっと胸をなでおろしたのは私だけではないと思いますが、一方で、現代社会における「子どもの安全性」について考えるよいきっかけになったのも事実です。

私たち親世代が子どものころは、未就学児のうちから一人で遊びに行くのが普通でした。アニメ『クレヨンしんちゃん』では毎回のように、5歳児のしんちゃんが子どもだけで公園に行ったり、家で妹のひまわりと留守番したりしています。

ただ、これは治安の良い日本だからこそ成り立っていたのであって、現代では日本でも物騒な事件が起こったり、「商業施設などのトイレに子どもを1人で行かせてはならない」というのも親たちの間では常識だったりします。

我が家の場合、息子は学童に行っているので、平日一人で遊びに出かけることはほぼありませんでしたが、ここ最近「放課後、友達と遊びたい」と言ってくるようになり、子どもだけで公園遊びをしたり、お友達の家に遊びに行ったりする機会も増えてきました。

今回の記事では、保護者の方が小学生の一人遊びをいつから容認しているのか、そして学童に通っている子・そうでない子の行動範囲の違いについても、自身の体験やInstagramのアンケートをもとに考察していきます。

nstagramのアンケートによると、一人遊びデビューは小1以前が14%、小2が16%、小3以降が10%で、まだデビューしていないおうちが60%でした(未就学児含む)。

息子が放課後「公園で友達と遊びたい!」と言うので、その日は仕事を早退して公園まで一緒に付いていったのですが、びっくりしたのが学童に行っていない子たちが大勢、親のいない中遊んでいる現状でした。

みんな一人で公園にやってきて、(恐らく親御さんと約束した)時間になったら一人で帰っていく。自転車で来ている子も何人かいました。

公園から家が近いか、上にきょうだいがいるかいないかなど、その子を取り巻く環境によっても異なってくるとは思いますが、「小2でこんなに自立している子がいるんだ」と、正直私にとっては衝撃で、「もしかして我が家は過保護なのかな……」と思わず考えこんでしまいました。

学童に通うママたちにも聞いてみたところ「まだ一人で遊びに行かせてない」という回答が多かったものの、「鍵を持たせて、小学校から一人で帰宅。一人で習い事に行ったり公園に遊びに行ったりしている」というママも。

我が家ではまだそこまでの行動を許容できず、「何かあったらどうしよう」という心配が先立ってしまうので、今、子どもだけでしているのはせいぜい近所の公園に遊びに行くことくらい。

「いつから単独行動をさせるかどうか」については各家庭での価値観にかなり差があるように感じます。また、その子の経験値や気質によるところも大きいです。