意外と見落としていることも!? 片づけのプロが「片づけを始めるならキッチンから」と断言するワケ

AI要約

今年の目標に向けて、片づけの重要性や具体的な取り組み方を提案しています。

特にキッチンを中心に片づけることのメリットや注意点について述べられています。

賞味期限の確認やストック食材の管理についても具体的なアドバイスが含まれています。

意外と見落としていることも!? 片づけのプロが「片づけを始めるならキッチンから」と断言するワケ

こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。

もう7月も下旬。ということは、2024年も折り返して1か月が経過しようとしています。今年の目標を立てた方は、どれくらい達成できているでしょうか?

私が主宰する家庭力アッププロジェクト®の受講生の中には、「今年こそ家をきれいに片づけるぞ!」と目標を掲げては毎年挫折してしまうという方がいらっしゃいます。みなさん、一度に片づけようとするから大変になり、1日がんばったところで疲れてしまい、結局家の中はきれいにならないということをくり返しているようです。少しずつ、毎日片づけを続けることが、目標達成への道ですよ。

以前にもお伝えしましたが、家の中で片づけを始めるならキッチンをおすすめしています。家族でいつも使うリビングや洋服があふれているクローゼットから始める方が多いのですが、特にこの時期から片づけるなら、ぜひキッチンからです。

キッチンはコンパクトなスペースの中に、食器、調理器具、食材、保存容器、ラップ・ペーパー類など、さまざまなアイテムが存在しています。モノが多すぎると、どこに何があるか把握できなくなってしまい、気づいたときには食材の賞味期限がうっかり過ぎていたということも。

また、モノがごちゃごちゃしていると掃除がしづらいので、ホコリやカビが発生するかもしれません。キッチンは大切な家族のごはんを作る場所です。特に、夏は他の季節に比べて食中毒や食材の傷みには注意が必要な時期。家族の健康を守るためにも、キッチンはきれいにしておきたいところです。

キッチンのモノは、自分や家族がすべてを把握できる程度の量まで減らしましょう。適度に空間をあけて、換気もよくしておくと、少し汚れたときにもすぐに掃除しやすくなります。どこに何があるか把握できていると、探し物をする手間も省けますよ。

今、食材を保管している棚の中には何が入っているでしょうか?

もし、ずっと置きっぱなしのストック食材があるなら、賞味期限を確認してみましょう。最近は防災の観点からローリングストック(日常的に使用する食材などを少し多めに用意し、使った分を補充する備蓄方法)も推奨されています。保存食として「長期保存OK」という食材を買い、棚の奥底に置いておくと、必要なときにはすでに賞味期限が切れていたということもあり得ます。そのようなことがないように、ストック食材は賞味期限を意識して使いきるようにおいてくださいね。