頬にキスやハグであいさつが苦手…フランス人妻が語る日本独自の人間関係「治安やインフラだけでない、人との距離感にホッとした」

AI要約

フランス出身のアマンディーヌさんが、日本とフランスの生活の違いについて語る。

日本のコンビニや交通機関の利便性、家電の便利さ、お風呂文化など、日本の良さを紹介。

フランスと日本の文化の違いを通して、日本がよく考えられた国であることを感じる。

頬にキスやハグであいさつが苦手…フランス人妻が語る日本独自の人間関係「治安やインフラだけでない、人との距離感にホッとした」

 訪日外国人が2ヵ月連続で300万人超えの中、その様子が度々話題になる。フランス出身のアマンディーヌさんは、5年前に日本人と結婚して日本で暮らす中、「外国人から見た日本の良さ!」をテーマに、日本とフランスの文化の違いをYouTubeチャンネル『ボンソワールTV』で配信している。子どもの頃から日本好きだったというアマンディーヌさんに、日本とフランスの生活の違いを聞いた。

◆フランスにコンビニはない…治安やインフラ、日本はすごくよく考えられている国

――日本のコンビニは、食品だけでなく、洗剤や洋服など、生活に必要なものが24時間購入できます。フランスのコンビニとの違いを教えてください。

【アマンディーヌさん】 フランスには日本のコンビニのような店が存在しません。スーパーが近いかもしれませんが、24時間営業している店は都会しかありません。日本のように小さな街でもどこにでも、24時間営業のコンビニがあるのは、すごいと思います。スイーツが好きな母は、日本で毎日コンビニに通っていました(笑)。いつでも気軽に買えるし、かわいいスイーツがたくさんあって、季節や地域限定のスイーツを楽しみにしていました。

――交通機関や街の雰囲気、匂いなど、フランスとの違いを教えてください。

【アマンディーヌさん】 新幹線や在来線のホームには人が並ぶ線がありますが、フランスにはありません。日本に来た他のフランス人も、確かにこういうマーキングがあれば、乗り降りがスムーズだし、人にぶつからないですむと驚いていました。日本はすごくよく考えられていると、ポジティブな印象を持つフランス人が多いと感じています。匂いについては、香水文化があるので、パリ空港に着いた瞬間に香水の香りがします(笑)。

――ウォッシュレットやお風呂もそうですが、日本はいろいろな家電をリモコンで管理できることも便利です。フランスの一般的な家庭との違いを教えてください。

【アマンディーヌさん】 家電は日本の技術が多く使われています。エアコンは日本メーカーだったり、最近の家庭は日本とあまり変わらなくなっています。ただ、トイレのウォシュレットと、ボタンひとつで沸く自動のお風呂はフランスにはありません。

――フランスは硬水なので、髪の毛や肌の潤いが違うと言っていました。お風呂に入る文化について教えてください。

【アマンディーヌさん】 日本に来ると髪に潤いが保てていいのですが、くせっ毛なので湿気を含んで膨らんでしまうのが大変です(笑)。逆に日本人の夫はフランスに行くと肌が乾燥したり、髪がゴワゴワしたりして、水があわないようです。フランスでは、お風呂に入るのは、日常生活の一部というより自分への特別なご褒美という感じです。普段はシャワーだけで、年に数回はお風呂に入ってゆっくりするイメージです。