廊下がウォークスルークローゼットの間取り。朝のあわただしさが2割減に

AI要約

2年前に平屋の家を建てたライターは、個室とLDKを結ぶ廊下に、家族の衣類を収納管理できるウォークスルークローゼットをつくりました。

家事の負担を減らすため、衣類の収納場所を1か所にまとめることが重要であり、ウォークスルークローゼットの設置により朝の洗面から着替えがスムーズになり、洗濯物が散らかることも少なくなりました。

ウォークスルークローゼットを利用した2年間の生活で、効率的な家事動線やすっきりしたリビングを実感しており、今後も柔軟に変化に対応することができるよう機能を考えています。

廊下がウォークスルークローゼットの間取り。朝のあわただしさが2割減に

衣類の収納場所を1か所にまとめると、家事の負担を減らすことができます。2年前に平屋の家を建てたライターは、個室とLDKを結ぶ廊下に、家族の衣類を収納管理できるウォークスルークローゼットをつくりました。近くに洗面所や家事室もつくったので、朝の洗面から着替えがスムーズになり、洗濯物がリビングに散らかることもありません。

筆者は夫と小学生の双子の4人家族。2年前、廊下全面ガラス張りの極寒賃貸から、延床面積37坪の平屋の注文住宅に引っ越しました。

間取りでこだわったのは、ラクに生活できる家にすること。効率的な家事動線と管理のラクな家を追求しました。

とくに苦手な家事は洗濯。収納場所が点在するのは、洗濯動線を考えるうえで大きなマイナスです。

そこでわが家はファミリークローゼットを採用し、収納場所を1つにしました。ウォークインクローゼットにするための面積確保は困難。そのため廊下を活用し細長いウォークスルークローゼットにしました。

2年生活して実感したメリットと、これから工夫したいことをご紹介します。

ウォークスルークローゼットの位置は、リビングと寝室や子ども部屋をつなぐ動線上(廊下)にあります。広さは約2.5畳、コの字にハンガーパイプを設置しました。

垂れ壁で視覚的に廊下と境目を、意識できるようにしています。

また、廊下をはさんで反対側にも、小さな収納スペースをつくっています。

ウォークスルークローゼットには現状、おそろいのチェストを家族4人分(4個)置き、下着を含むそれぞれの衣類を仕分けしています。

現状はこの形ですが、やがて子どもが巣立ったり、大きな収納物が発生したりすることもあるでしょう。こうした変化に柔軟に対応できるよう、設備はあえてつくり込んでいません。

ちなみに家事室(ランドリールーム)からの動線は、ほかの部屋を経由しません。そのおかげか、引っ越し以来、リビングに洗濯物が散乱したことがありません。

間取りの工夫だけで、すっきりしたリビングを実感できています。これはいちばんうれしいポイント。衣類を持ち込まないせいか、ホコリ汚れもほかの部屋より少なく感じます。

また、ウォークスルークローゼットが、寝室から近い場所にあることも正解でした。わざわざ寝室に上着や翌日の衣類などを、準備しておく必要もありません。衣類を1か所で管理しているため、行方不明(?)も減りました。