ちょっと残念です。【意外に少ない“ISO認証”本格ダイバーズウオッチ】300m防水~600m防水の実力派を厳選

AI要約

梅雨明けが近づき、夏本番を前に暑さが増してきた。ダイバーズウオッチが注目される理由やISO 6425規格について解説。

ISO 6425認証を持つダイバーズウオッチは少なく、基準を満たしているか不明瞭な場合も。スペック重視の選び方について考察。

タウンユースとしても海や川でのアクティブな使用にも対応するダイバーズウオッチの信頼性を強調。

ちょっと残念です。【意外に少ない“ISO認証”本格ダイバーズウオッチ】300m防水~600m防水の実力派を厳選

そろそろ梅雨が明けそうな雰囲気となり、夏本番を前にさらに暑さが増してきた。海や川でのイベントも増えてくるこれからのシーズンに向けて、いまに入れるべき時計の本命は、やはりダイバーズウオッチになるだろう。ではどこに注目してダイバーズウオッチを選ぶのか。

デザインや価格などポイントは様々だが、水中で使用する“ツールウオッチ”というダイバーズウオッチの本分を踏まえるならば、やはりスペックを重視したい。そして、このスペックの信頼性を第三者的な立ち位置で担保するのが、国内規格のJIS、国際規格のISO(国際標準化機構)によるダイバーズウオッチの規格だ。今回はISOによる“ISO 6425”認証に注目してみた。

ISOでは“ISO 6425”としてダイバーズウオッチに関する規格が1982年に制定され、2018年の改訂で最新バージョンの第4版が定められた。「少なくとも水深100mの潜水に耐え、その1.25倍の耐圧性がある」「潜水時間を管理する機能を有する」の2点が基本となっており、このほかに暗所における視認性、耐磁性、耐食性、耐衝撃性、耐熱性など多岐にわたる厳しい基準が設けられている。

ここで気になるのが、ISO認証を取得したダイバーズウオッチの流通量だが、実は市販されているダイバーズで、“ISO 6425”認証を明示しているモデルは意外なほど少ない。厳格化した基準が理由なのかどうかは定かではないが、有名ブランドの人気モデルであっても、基準を満たしているか否かは不明瞭であることが多いのだ。

ダイバーズウオッチはスポーツモデルの定番ジャンルであり、いまや年間を通じて使える定番ウオッチという位置付けになった。タウンユースであればそこまでストイックにスペックにこだわる必要もないのだが、海や川でアクティブに使うとなると、やはり本格的なスペックにこだわって時計を選びたいところ。信頼性を重視するならば、ダイバーズ選びの基準のひとつとして、チェックしておいて損はないはずだ。