【胃がん手術】病院ランキング2024年版・全国トップ40 2位大阪国際がんセンター、1位は?

AI要約

2019年には男性約8万5000人、女性約3万9000人が胃がんと診断された。男性では第3位、女性では第4位のがんである。胃がんの患者数は減少傾向にあるが、依然として注意が必要な疾患である。

週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は手術数を指標として使用し、2022年に実施された胃がん手術の全国ランキングを発表。2024年版は創刊22年目で、のべ4901病院のデータを掲載している。

「胃がん手術」の主な治療法は内視鏡治療、手術、薬物療法であり、ステージや悪性度によって適切な治療法が異なる。専門医による胃がんの解説も提供されている。

【胃がん手術】病院ランキング2024年版・全国トップ40 2位大阪国際がんセンター、1位は?

 2019年に胃がんと診断された人は、男性約8万5000人、女性約3万9000人。がんの部位別の患者数の順位は、男性では第3位、女性では第4位です。胃がんの患者数は減少傾向にありますが、いまだ注意が必要ながんといえます。週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は毎年、全国の病院の1年間の手術数を調査しており、創刊22年目を迎えた2024年版では、2022年1年間に実施された手術数のランキングを掲載しています。ここでは、「胃がん手術」の全国ランキングをお届けします。

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 週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は手術数を指標とした病院選びガイドとして2003年に創刊し、今年は22年目となります。各種のがん、心臓病、脳疾患、首・腰など、治療法別に31種類の設問が異なる調査用紙を作成し、全国4000を超える病院に対し約2万5千枚を配布。2023年9月から24年1月までの調査期間に回答のあった病院を、全国、地方別にランキング化しています。のべ4901病院を掲載しています。

 今回紹介するのは、「胃がん手術」。胃がんの主な治療法は、内視鏡治療、手術、薬物療法(抗がん剤治療)で、ステージや悪性度などによって推奨される治療法が異なります。

専門医による「胃がん」のくわしい解説はこちら(https://dot.asahi.com/articles/-/212108)

【取材した医師】

山梨大学病院消化器外科診療科長・教授 市川大輔医師

慶應義塾大学病院腫瘍センター教授 矢作直久医師

≪胃がん手術・全国ランキング≫

がん診療連携拠点病院と、厚生労働省が2023年3月にホームページに公開した21年度のDPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告の中から、胃の悪性腫瘍のデータを抽出し、手術ありの退院患者数が20例以上の869病院を対象に調査しました。22年1年間の原発性胃がんの手術総数で並べた全国ランキングです。

1位:がん研有明病院(東京)/371件

2位:大阪国際がんセンター(大阪)/321件

3位:県立静岡がんセンター(静岡)/241件

4位:国立がん研究センター東病院(千葉)/239件

5位:国立がん研究センター中央病院(東京)/212件