【胃がん内視鏡治療】病院ランキング2024年版・全国トップ40 2位は県立静岡がんセンター、1位は?

AI要約

胃がんの初期は自覚症状がなく、内視鏡やバリウム検査で発見されることが多い。

週刊誌が作成した病院ランキングでは、胃がん内視鏡治療の全国トップ5を掲載。

専門医による解説や各病院の手術数をもとに、信頼性の高い情報を提供。

【胃がん内視鏡治療】病院ランキング2024年版・全国トップ40 2位は県立静岡がんセンター、1位は?

 胃がんの初期は自覚症状がないため、内視鏡やバリウム検査による検診で見つかるケースが多くなっています。胃炎や胃潰瘍を伴っていると、胃の痛み、胸やけ、食欲不振、げっぷなどの症状がみられることもあります。週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は毎年、全国の病院の1年間の手術数を調査しており、創刊22年目を迎えた2024年版では、2022年1年間に実施された手術数のランキングを掲載しています。ここでは、「胃がん内視鏡治療」の全国ランキングをお届けします。

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 週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は手術数を指標とした病院選びガイドとして2003年に創刊し、今年は22年目となります。各種のがん、心臓病、脳疾患、首・腰など、治療法別に31種類の設問が異なる調査用紙を作成し、全国4000を超える病院に対し約2万5千枚を配布。2023年9月から24年1月までの調査期間に回答のあった病院を、全国、地方別にランキング化しています。のべ4901病院を掲載しています。

 今回紹介するのは、「胃がん内視鏡治療」。胃がんの主な治療法は、内視鏡治療、手術、薬物療法(抗がん剤治療)で、ステージや悪性度などによって推奨される治療法が異なります。

専門医による「胃がん」のくわしい解説はこちら(https://dot.asahi.com/articles/-/212108)

【取材した医師】

山梨大学病院消化器外科診療科長・教授 市川大輔医師

慶應義塾大学病院腫瘍センター教授 矢作直久医師

≪胃がん内視鏡治療・全国ランキング≫

がん診療連携拠点病院と、厚生労働省が届け出義務を課す「食道切除再建術等」が2014年に5例以上の病院と、厚生労働省が23年3月にホームページに公開した21年度のDPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告から、胃の悪性腫瘍のデータを抽出し、手術ありの退院患者数が20例以上の891病院を対象に調査しました。22年1年間の胃がんに対する内視鏡治療(胃腺腫を除く)の「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」治療数で並べた全国ランキングです。

1位:がん研有明病院(東京)/494件

2位:県立静岡がんセンター(静岡)/379件

3位:NTT東日本関東病院(東京)/328件

4位:国立がん研究センター東病院(千葉)/319件

5位:大阪国際がんセンター(大阪)/307件