選手に包丁突きつけ「殺すぞまじで」 少年野球チーム指導者逮捕

AI要約

滋賀県警近江八幡署が野球指導者を逮捕。中学生選手に暴行や脅迫を行い、1人の選手に1週間のけがを負わせたとの疑い。

容疑者は選手の顔や腹を殴ったり踏みつけたりし、さらに別の選手に包丁を突きつけて脅迫。けがを負わせる一方で殺害云々の言動をしたとされる。

事件は合宿中に発生し、保護者の相談を受けて警察が介入。容疑者は容疑を否認している。

選手に包丁突きつけ「殺すぞまじで」 少年野球チーム指導者逮捕

 指導する野球チームの中学生選手に包丁を突きつけて「殺すぞまじで」と脅迫したなどとして滋賀県警近江八幡署は9日、近江八幡市鷹飼町北の野球指導者、小寺学容疑者(43)を傷害や暴行などの疑いで逮捕した。容疑を否認している。

 逮捕容疑は、5月11日午後11時ごろから12日午前5時ごろまでの間、チームに所属する中学1年の男子選手(当時12歳)の顔や腹を数十回殴り、顔や胸を踏みつけるなど暴行を加え、首を捻挫するなど1週間のけがをさせたとしている。また、中学2年の男子選手(当時13歳)の頭を数回殴った上、包丁を突きつけ、「俺は平気で刺すぞ。人刺すの簡単やから」などと脅迫したとしている。中学2年の選手にけがはなかった。

 同署によると、チームは合宿中で夕食後に起きたという。被害者の保護者から5月14日に警察に相談があり、発覚した。【菊池真由、飯塚りりん】