フリーランスvsサラリーマンエンジニア、フリーランスのほうが「貯金してない、将来のお金の心配はない」人が多い
夏のボーナスシーズンが到来し、サラリーマンエンジニアとフリーランスエンジニアの収入形態や金銭管理に関する違いが明らかになった。
サラリーマンエンジニアは定期的に貯金をしている割合が高く、お金に不安を感じることも多い一方、フリーランスエンジニアは貯金をしない割合が高いものの、お金に関する不安は比較的少ない傾向があった。
支出のピークは12月である一方、フリーランスエンジニアは2~4月に税金の支払いのための支出が増える傾向があることも明らかになった。
夏のボーナスシーズンがやってきた。サラリーマンエンジニアとフリーランスエンジニアで収入形態やライフスタイルに違いがあるが、働き方が違うとお金の使い方も違ってくるのだろうか。
PE-BANKは、全国のITエンジニアを対象に「ITエンジニアのお金に関する意識調査」を実施。
ITエンジニア全体の今年のボーナス傾向を調査しつつも、サラリーマンエンジニアとフリーランスについて、支出や貯金の傾向の違いを明らかにしたので、早速結果をお伝えしよう。
貯金の仕方について質問したところ、「毎月一定額を貯金に回している」と回答したサラリーマンエンジニアは53.3%、フリーランスエンジニアは約半数の26.7%という結果に。
またほとんど貯金していないと回答したフリーランスエンジニアの割合は39.3%となっており、サラリーマンエンジニアの回答20.7%の約2倍となっていた。
一方、お金に関して不安を感じることがあるかと質問をしたところ、サラリーマンエンジニアの約8割が「不安を感じることがある(たまにある)」と回答したのに対して、フリーランスエンジニアは約7割にとどまっている。
PE-BANK 東北支社所属エンジニアN氏にインタビューしたところ、「フリーランスになり、自分でお金の管理をするようになってから、貯金をせずともお金の不安は特にない」との回答があり、お金に対する知識や意識の違い、プロフェッショナルとして自身のスキルに対する自信が貯金事情にも影響していることが伺えた。
次に、年間で一番支出が多くなる時期を質問したところ、サラリーマンエンジニア・フリーランスエンジニアともに60%、40%と「12月」が一番多い結果に。
一方、サラリーマンエンジニアと比較してフリーランスエンジニアは、税金の支払い時期となることが多い2~4月の支出も比較的多い傾向があることが分かった。
後編では、ITエンジニアの投資状況についての調査結果を紹介する。
調査概要
調査対象:全国のITエンジニア
サンプル数:300サンプル(サラリーマンエンジニア150サンプル、フリーランスエンジニア150サンプル)
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年6月11日(火)~2024年6月13日(木)
※「PE-BANK調べ」
関連情報
https://pe-bank.co.jp/
構成/Ara