洗濯洗剤の詰め替えは本当にお得?「1.8倍」がどれだけ入っているか調べてみた。

AI要約

ワイシャツをクリーニングに出す場合と自宅で洗濯とアイロンをした場合の費用を比較し、年間の節約額を検証。

店舗型と宅配型のクリーニング費用相場を示し、自宅で洗濯とアイロンをすることで大幅な節約が可能であることを明らかにする。

洗濯とアイロンにかかる費用を計算し、ワイシャツをクリーニングに出す場合よりも格安であることを示す。

洗濯洗剤の詰め替えは本当にお得?「1.8倍」がどれだけ入っているか調べてみた。

会社に行く際に、日々ワイシャツを着用する方もいるでしょう。しかし、毎日着用していると、どうしても汗や皮脂による汚れ、またシワなどがワイシャツについてしまいます。そのような汚れを落とすには、クリーニングを使うと効果的ですが、毎回となると費用が大きくなります。

今回は、ワイシャツをクリーニングに出した場合と自宅で洗濯とアイロンをした場合を比較し、年間いくら節約できるか検証します。

クリーニングには、店舗型と宅配型があります。

店舗型は自分で店舗にクリーニングしたいものを持っていく必要がありますが、料金はリーズナブルです。一方宅配型は、指定のバッグやボックスなどにクリーニングしたいものを詰めて発送すれば、クリーニング後も自宅に配送されるので、持ち運ぶ手間が省けます。しかし、配送料がかかることから、店舗型よりは割高になる場合もあるようです。

それぞれ、ワイシャツを週1回クリーニングに出す場合の費用相場は以下の通りです。

●店舗型:1枚あたり150円~350円程度

●宅配型:パック料金制を採用している場合が多い。1枚あたりに換算すると、500円~2000円程度

1週間にワイシャツを5枚使用して、週1回のクリーニングと考えると、店舗型の場合は月3000円~7000円、宅配型であれば、月1万円~4万円のコストがかかることになります。

年間にすると、店舗型の場合3万6000円~8万4000円、宅配型の場合12万円~48万円です。

ワイシャツをクリーニングに出さず、自分で洗濯とアイロンをした場合の費用について計算します。なお、ワイシャツを1週間で5枚使用すると仮定します。

■洗濯1回あたりにかかる水道代と電気代

パナソニック株式会社によれば、ドラム式の場合と縦型の場合で、1回の洗濯にかかる費用はそれぞれ以下の通りです。

●ドラム式の場合 水道代と電気代で約24.2円

●縦型の場合 水道代と電気代で約43.1円

洗濯に関しては、ドラム型の方が1回あたり18.9円安く済みます。

■アイロンにかかる費用

アイロンにかかる費用は、以下の計算式で計算します。

・消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×電力料金単価(円)=電気代

今回は消費電力が1000ワットのアイロンを5分使用したと仮定します。なお電力料金の単価は公益財団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が発表している全国の目安単価である31円/キロワットアワーとします。

・1(キロワット)×0.083(時間)×31(円)=約3円

1週間でワイシャツ5枚にアイロンをかける場合、約15円になります。

以上のことから、1回の洗濯にかかる水道代と電気代、アイロンにかかる費用を合計すると、約39円~約58円です。そのためクリーニングに出すより、格安であることが分かります。年間に換算しても、約1872円~約2784円です。