ジョージア大使が「大切なものの仕入れに」鎌倉へ 喜びの表現に「さすが」の声

AI要約

ジョージアの駐日大使館で活躍するティムラズ・レジャバさんが鎌倉でおいしい和菓子を手に入れる様子が話題になっている。

ティムラズさんの流暢な日本語と、倒置法を使った文章表現が称賛されている。

鎌倉で手に入れたあんこの写真を投稿すると、多くの人から反応が寄せられた。

ジョージア大使が「大切なものの仕入れに」鎌倉へ 喜びの表現に「さすが」の声

 流暢な日本語とウィットに富んだ投稿で人気を集める、ジョージアの駐日大使館で特命全権大使を務めるティムラズ・レジャバさん。「大切なもの」を仕入れるため、鎌倉まで足を伸ばしたそう。自身のX(ツイッター)アカウント(@TeimurazLezhava)で手に入れた喜びを綴ると、その表現力の高さに称賛の声が上がりました。

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 日本文化への造詣が深く、伝統行事などにも積極的に携わる姿が多くの感心を集めているティムラズさん。

「大切なものの仕入れに来ております」とのコメントを添えた動画には、開いた扉の入り口から日本語で「ごめんくださ~い」と、呼びかける様子が映っています。

 それに気づいた男性が別の場所からやってくると、「いつもありがとうございます。お久しぶりです」と、ティムラズさんは日本語であいさつ。どうやらよく来ている場所のようで、男性も気さくにあいさつを返します。なごやかな雰囲気のなか、ティムラズさんは何かを注文。すると、男性は扉の奥に向かいました。

 動画に続いて、ティムラズさんは1枚の写真を投稿。そこには、男性と並び、包みを手にして笑みを浮かべる姿が。

「鎌倉の山屋製餡所で入手しました、こしあんつぶあんをそれぞれ500グラムずつ」

 ティムラズさんは「倒置法はうれしさの表れです」と、綴った文章を自ら解説しています。倒置法は、述語に対する主語や修飾語などの文節を通常の順序とは逆にし、伝えたいことを強調する表現技法。ただでさえ複雑といわれる日本語だけに、外国人がこうした用法を使いこなすのはかなりハイレベルです。

 主語である「こしあんつぶあんを」を後半に配し、「入手しました」の述語を前にした文章からは、ティムラズさんにとってどれだけ大切なもので、おいしいかということが伝わってきます。

 ティムラズさんの見事な日本語力に、リプライ(返信)には「強調構文の倒置法をお使いになるところなんて、さすがですね」「大使のうれしさ……十分伝わりました!」「また、日本の国家機密を手に入れられましたね」などの声が。

 また、「あんこの仕入れに鎌倉まで! 情報量と行動力に感服いたします!!」「これらのあんを、どうやって召し上がるのか興味津々」といった声も上がっています。