「和菓子で自由研究!」 とらや東京ミッドタウン店ギャラリーで特別展

AI要約

特別展「和菓子で自由研究!」が東京ミッドタウンで開催中。展示では和菓子に関するトピックを学校の教科に分けて紹介。

展示内容としては、和菓子の漢字の意味や菓銘の由来などを紹介。さまざまな世代に楽しんでもらえる企画となっている。

展示会場で限定の生菓子も販売されており、オリジナルのようかんをデザインするコーナーも楽しめる。

「和菓子で自由研究!」 とらや東京ミッドタウン店ギャラリーで特別展

 特別展「和菓子で自由研究!」が現在、東京ミッドタウン(港区赤坂9)の「とらや 東京ミッドタウン店」(TEL 03-5413-3541)ギャラリーで開催されている。(六本木経済新聞)

 年間を通してさまざまな展示・イベントを行う同ギャラリー。6月28日に始まった同展では、国語・社会・図画工作といった学校の教科ごとに和菓子に関するトピックを集め、和菓子について見たり、調べたり、考えたりする面白さ、研究のヒントを紹介する。

 とらや広報担当の龍旭佳さんは「夏の時期は子ども連れのお客さまが多く、各教科と和菓子を関連付けて展示することで、買い物のついでに自由研究のヒントを持ち帰っていただけたら、と考え企画した」と話す。

 会場の「和菓子とことば」のコーナーでは、「羊羹(ようかん)」の漢字に「羊」が使われている理由や、和菓子の名前である「菓銘(かめい)」の由来などを紹介する。

 「誰もが和菓子を味わえるように」のコーナーでは、「ユニバーサルデザインフード」についての問いかけや、あらゆる世代に味わってもらえるように開発したとらやのようかん「ゆるるか」の紹介なども行う。

 「ようかんをデザインしてみよう」のコーナーでは、現在の商品カタログに当たる菓子の意匠を現在に伝える貴重な史料として保管されている1918(大正7)年の「菓子見本帳」に描かれた菓子の意匠を写真パネルやモニターのスライドショーで紹介。ようかんの意匠をオリジナルでデザインできるコーナーも設ける。

 壁面の展示の「なんの行事のお菓子かな?」のコーナーでは、和菓子の年中行事との結びつきについて紹介する。

 ギャラリーに併設する店舗では同展にちなんだ2種類の生菓子を販売。7月24日~28日は、紅色のそぼろあんにくちなし色の琥珀(こはく)糖を散らし、「真夏の太陽を受けて照り輝く大地を表した」というきんとん製の「夏の日ざし」、7月31日~8月4日は、ようかんと琥珀で激しく降る雨を表わした琥珀製の「夕立」(以上540円)を、それぞれ数量限定で販売する。

 龍さんは「各教科のさまざまな観点からようかんや和菓子について取り上げているため、子どもから大人まで幅広い世代にご覧いただける内容。オリジナルのようかんをデザインできるコーナーでは菓銘も付けることができるので、世界に一つだけのようかんを作って楽しんでいただければ」と話す。

 展示時間は11時~21時。入場無料。9月25日まで。