ストレートネックを根本から改善!胸起こしエクササイズ

AI要約

スマホ首とは、頭が肩より前に出ている状態であり、首や肩に負担をかける原因となる。

脊柱起立筋を活性化させることで胸椎を起こし、首を正しい位置に戻すことが重要。

胸起こしエクササイズを行うことで脊柱起立筋を効果的に鍛え、スマホ首を改善する。

ストレートネックを根本から改善!胸起こしエクササイズ

スマートフォンに夢中になっていつの間にか頭が下がって首が痛い…なんてことがたびたび起きていませんか?首のストレッチをしたりほぐしたりももちろん効果的ですが、根本を解決するためには土台を整えることが必要です。そのカギを握るのが「脊柱起立筋」です。今回はスマホ首と脊柱起立筋の関係を紐解きながら効果的なエクササイズをご紹介。

■スマホ首ってどんな状態?

スマホ首は別名ストレートネックとも呼ばれ、頭が肩よりも前に出てしまっている状態を指します。首の骨である頚椎は本来前弯といって弓のように前側に弯曲していますが、スマートフォンやパソコンを集中して操作しているうちに前かがみの姿勢になり、頭も自然に前に出て下がり真っすぐになりやすくなります。

人間の頭はボウリングの球ほどもあるため、スマホ首のままでいると首や肩に負担がかかり不調の原因となります。

■ストレッチも良いけれど…

スマホ首では首の前側の筋肉が縮まった状態のため、その部分をストレッチするのは間違いではありませんが根本的解決にはなりません。スマホ首では胸椎が過剰に丸まった状態、いわゆる猫背にもなっているので、胸椎を起こし自然なカーブに戻す必要があります。

そこで鍵になってくるのが脊柱起立筋です。この脊柱起立筋は主に背中を反らす働きを持つ筋肉で、重力に抗う動きで使われることから抗重力筋とも呼ばれます。脊柱起立筋を活性化させることで胸椎を起こし、首を正しい位置に戻す土台が作られるのです。

■スマホ首を改善!胸起こしエクササイズ

<やり方>

1)マットにうつ伏せになる。腰骨が当たって痛い場合はその部分にタオルなどを敷く

2)両手を胸の横につく

3)手の力を一切使わず、背中の力だけで上半身を持ち上げる

4)ゆっくり下りる~持ち上げるの動きを3セットほど繰り返す

ライター/門馬里菜(ヨガ講師)