「老人ホーム」入所直後から逃走を試みる〈年金16万円〉75歳母「親を捨てるのか!」と号泣する姿に、45歳長女も号泣

AI要約

高齢者の住まいとして注目される老人ホームについての検証。介護が必要になるリスクと意識調査結果を紹介。

多くの人が将来介護が必要になると感じており、介護に不安を感じる理由も明らかに。

自身の介護を考える際に心配される点や望ましい介護形態についても調査結果を紹介。

「老人ホーム」入所直後から逃走を試みる〈年金16万円〉75歳母「親を捨てるのか!」と号泣する姿に、45歳長女も号泣

昨今、高齢者の住まいとして有効な選択肢になりつつある「老人ホーム」。入居の理由はさまざまですが、入居が決まれば安心、というわけではありません。入所早々にトラブルが発生することも。みていきましょう。

年を重ねていくにつれ、身体能力は衰えていき、日常生活に支障をきたす場合も。介護が必要になることも珍しいことではありません。

年齢別に要支援・要介護者の割合をみていくと、60代後半で2.0%、70代前半で5.8%だったのが、70代後半では11.8%で、10人に1人は要支援・要介護者という水準に。そして80代前半で26.0%と4人に1人、85歳以上では59.5%と、2人に1人の水準に達します。

そのような介護に対してどのように意識しているのか、朝日生命『自分の老後・介護についての意識調査』からみていきましょう。

まず、「将来介護が必要な状態になると思うか」の問いに対して、「思う*」と回答した人は約7割。

*「思う」24.3%、「少し思う」44.4%

そして「介護が必要になったときに不安に思うことは」の問いに対して、最多は「介護費用をまかなうための資金が不足すること 」で62.2%。「家族・親族に肉体的・精神的な負担をかけること」55.1%、「公的介護保険の内容だけでは支援として不十分なこと」49.1%、「家族・親族に経済的な負担をかけること」 45.8%、「介護してくれる人が身近にいないこと」45.2%、「介護がいつまで続くかわからないこと」44.9%と続きます。

自身の介護に関しては「お金のこと」と「介護者への負担をかけること」が、大きな心配のようです。

続いて「介護されるなら、誰にしてもらいたいか」の問いに対して、最多は「その他の第3者」で37.4%。「夫または妻」22.1%、「子」10.7%と続きます。年齢が高い層のほうが「第3者」を選ぶケースが多く、60代前半では40.8%です。

さらに「介護生活に望ましいカタチ」を聞いたところ、「介護施設に入居する」がトップで56.7%。「在宅で家族に介護してもらう」21.9%、「在宅で家族以外に介護してもらう」が19.0%でした。「介護施設希望」が6割、「自宅希望」が4割といったところでしょうか。