旨い店はタクシー運転手に訊け! 焼きそばをおかずにご飯を食べるのはアリなのか? 新橋『焼きそば頂上(TEPPPN)』

AI要約
タクシードライバーの荒川が東京の様相の変化と新橋のレトロビルについて語る。新しくオープンした焼きそば屋『頂上(TEPPEN)』について紹介。お店で焼きそばを注文する際にご飯が付いてくる仕組みについて。
旨い店はタクシー運転手に訊け! 焼きそばをおかずにご飯を食べるのはアリなのか? 新橋『焼きそば頂上(TEPPPN)』

 こんにちは。タクシードライバーの荒川です。

 ここ数年、タクシーを運転しながら、改めて東京の様相が激変したなぁと思います。大規模工事をしていたでっかいビルが次々とオープンしていて、昔ながらの街のシンボルや目印が変わっていく。毎日、車を走らせて街や道を知っているはずの私たちタクシー運転手ですら、その様変わりのスピードについていけないと思うほどです。

 そんな中、昔からある古~いビルを見ると、やっぱりホッとするんですよね。今回ご紹介するお店も、そんな古いレトロビルの中にあります。

 新橋駅前にある「ニュー新橋ビル」です。“ニュー”とついていますが、ここができたのは、1971(昭和46)年。外から見ても中に入っても、壁や装飾などのデザインが非常にレトロ。まさに昭和の匂いがプンプンします。

 そして今回のお店は、そのニュー新橋ビルに今年(2024年)5月5日に新しくオープンした焼きそば屋『頂上(TEPPEN)』です。ここ、「焼きそばをおかずにご飯を食べる」という変わった食べ方を強制(?)してくるお店なんです。

 お好み焼き×ごはん、焼きそば×ごはんなどの定食がよくある大阪の方なら「普通やんけ」と思うかもしれませんが、他の地域に住む人にとっては相当珍しい食べ方だと思います。

 私も生粋の江戸っ子なので、焼きそば&ごはんの組み合わせは少し抵抗感があります。なのでこの店に掲げられていたポスター(写真参照)を見かけたときも、正直言って、「焼きそばだけでいいんだけどなぁ」という印象を持ちました。

 しかし、このお店を車内から見ていると、昼時はいつも行列しているんです。そこで、一度は食べておくかと訪問したところ、これがどうして、美味しかったのです。

 入店すると、まずキャッシュレス券売機でメニューを選択。最初に「焼きそば」の種類を選び、次の画面で「ご飯の量」を選ぶ仕組みになっています。つまり、ライスの「要・不要」の選択権はなく、絶対に白飯と味噌汁が付いてくるのです。ご飯の量は、小盛り・中盛り・大盛りが選べ、どれも無料です。