無印良品初の大規模木造店舗が今秋オープンへ、省エネ性能最高評価を取得

AI要約

良品計画が、佐賀県唐津市と大分県日田市に新たな「無印良品」店舗を木造でオープンする。両店舗はZEB認証を取得し、最高ランクに位置する。

新店舗はMUJI HOUSEが設計し、高性能断熱材や高効率な空調設備を導入して快適性を確保しつつエネルギー消費を抑えた設計となっている。

723立方メートルの木材を使用し、地域材を活用した外壁が特徴。国内初の大規模木造建築でZEB認証を取得した点も注目される。

無印良品初の大規模木造店舗が今秋オープンへ、省エネ性能最高評価を取得

 良品計画が、「無印良品」初の木造店舗として、佐賀県唐津市の「無印良品 唐津(仮称)」と大分県日田市「無印良品 日田(仮称)」を今秋オープンする。本体工事が完了し、あわせて両店舗が「ZEB」認証を取得したことを発表した。

 「ZEB」は、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略で、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロかマイナスにすることを目指した建物を指す。4段階のZEBが定義されており、「無印良品 唐津」と「無印良品 日田」は、最高ランクの「ZEB」認証を取得した。床面積2000平方メートルを超える大規模木造建築でありながら、最高ランクの「ZEB」認証を取得した物件は国内初だという。

 新店舗は、良品計画のグループ会社「MUJI HOUSE」が設計。高性能断熱材を導入した木造の外皮と人感センサーで換気量や温度を最適に管理できる高効率な空調設備により、室内の快適性を確保しながらエネルギー消費量を抑えた設計と太陽光発電による創エネルギーの自給自足で、「ZEB化」を実現したという。「無印良品 唐津」と「無印良品 日田」では、合計で723立方メートルの木材を使用しており、外壁には地域材を活用した。