夫のイクメンぶりを褒めたら予想外の展開に…「よかれと思って」が裏目に出て夫を不幸にする妻の実態

AI要約

妻が夫のために行った良い行動が裏目に出ることもあることを紹介。

「良妻賢母」に対して「良夫賢父」も考える必要があること。

インスタ投稿が夫の出世を妨げる原因になった事例を通して、夫を不幸にする『残念な妻』の実態を示す。

夫のイクメンぶりを褒めたら予想外の展開に…「よかれと思って」が裏目に出て夫を不幸にする妻の実態

夫のためによかれと思ってやったことが、夫を不幸にしてしまうこともあるんだとか。「恋人・夫婦仲相談所」の所長である三松真由美さんに、夫を不幸にする妻の実態を教えてもらいました。

“良妻賢母”という四字熟語、もし現代で国語のテストで使われるとしたら”良夫賢父”も並列しなければいけません。女性だけが良妻になれなんて不公平ですからね。

とはいえ、今回のテーマでは妻に限定して考えてみます。

皆さんの考える「良き妻」とはどんな妻でしょう? 夫が疲れていても笑顔で癒しオーラを出す妻。いつも家の中がきっちり片づいていて、埃ひとつ落ちていないお掃除上手な妻。子どものしつけや教育に手を抜かない妻。

いろいろな妻が、家族の幸せのために日々がんばっているのですが、夫婦仲相談所で話を聞いていると、無意識に夫を不幸にしている妻がいるなと思います。

本人は「夫のために」と思ってやっている行動が、なぜか全部裏目に出てしまう。今回はそんな夫を不幸にする「残念な妻」の実態についてご紹介しましょう。

カナミさんはIT企業に勤める夫と、1歳になったばかりの息子との3人暮らし。結婚前はフルタイム勤務だったカナミさんは産休&育休を取り、この4月から息子を保育園に預けて、職場復帰をしたばかりです。

一方、カナミさんの夫は昨年1カ月の育休を取って、カナミさんと一緒に子育てをがんばってくれたそう。

「夫は育児にとても積極的です。私はインスタで育児日記をアップしているので、夫のがんばりをたくさん紹介しています。だからママ友や夫の知人などフォロワーの間では、夫は『模範的イクメン』として有名です。夫は基本在宅勤務なので、昨年の育休が終わった後もたくさん育児に関わってくれています。一方で私の会社は在宅勤務なし。4月から保育園にいれた息子は風邪だの胃腸炎だの感染症にかかりまくりって、頻繁に呼び出しがあります。でも在宅勤務の夫が全部対応してくれるからありがたいです」

こんな風に明るく話していたカナミさんですが、今月になって、夫が会社から訓告を受け、今後の在宅勤務が禁止、関わっていたプロジェクトから外されるなど会社内で処分を受けてしまいました。

その理由は職務専念義務を怠り、勤務時間中に無断で育児のために長時間抜けていたことが会社にバレてしまったからだそうです。

カナミさんの夫に事情を聴いてみると、予想もしていなかった事実がわかりました。

「会社にバレた原因は妻のSNSです。僕が在宅で仕事を抜けて育児をしていることを毎日写真つきでアップしていたんです。もちろん、会社に無断で業務時間内に子どもの相手をしていた僕に問題があります。とは言え『今日も在宅で育児してくれるうちのパパ最高♡』とか全世界に発信されるなんて想定外でした。これじゃあ僕がさぼっていることがバレバレ。同じ会社の誰かが見つけて僕の上司に報告したようです。妻の『イクメンアピール』のおかげで、僕の社内評価は最低です」

夫への感謝のつもりのインスタ投稿が、まさか夫の出世の妨げになるとは、カナミさんも夢にも思っていなかったでしょう。