【湖のヌシ】が説く、初夏のクリアレイク戦略<夏休みは芦ノ湖へ行こう!>

AI要約

シマノプロスタッフがバスフィールドを攻略する『BASS SESSION』の第2回は、山木一人が芦ノ湖でシャッドテクニックを駆使してバスを追いかける様子を紹介。

春の産卵シーズンを終えたバスたちはベイトを追いかけ、浅い所まで追い詰めて喰う様子が観察されるが、水面の泡の消失で水質の悪化を感じ取り、移動を決断。

白鳥ワンドでは多くのバスの姿が見られ、活性の高い魚が集まる安定したエリアで期待が高まる。

【湖のヌシ】が説く、初夏のクリアレイク戦略<夏休みは芦ノ湖へ行こう!>

釣りビジョンの番組『BASS SESSION』は、シマノプロスタッフが全国各地のバスフィールドを各々のスタイルで攻略する番組。今回紹介するのは第2回「初夏のクリアレイク攻略」の回。山木一人が挑んだのはホームグラウンドの芦ノ湖。代名詞とも言えるシャッドテクニックなど、〝山木流〟の攻略法を解説していく!

6月終盤。まだ若干肌寒さの残る芦ノ湖で、山木一人は静かにタックルの準備を始めていた。例年、この時期の芦ノ湖のバスたちは春の産卵シーズンを終えシャロ―で小魚を追う。早朝からボイルが発生していたため、それを狙い撃ちしながら探っていったが、なかなか釣果に結び付かない。

山木「岸にいるやつ(ベイト)をバーって追いかけ始めるのではなくて、結構深いところから追いかけ始めて、浅い所まで追い詰めて喰ってる感じ。沖から岸に向かうベイトを追いかけてる」

 

山木によれば、基本的にバスたちは水深5~8mラインでステイ。表層付近で群れるベイトを見つけると捕食のスイッチが入り、シャロ―エリアに向かってベイトを追い詰める。映像の中でも沖からシャロ―に向かってベイトを追い込むバスを確認できたのだが、ここで山木はある異変に気付く。

山木「昨日の夜、相当風が吹いたんだね。浅い方(シャロ―エリア)だけ全然泡が消えない。バスが泳いでいるのが見えたけど、エビが跳ねてピシャピシャとならない。だから〝お日様〟だね。日の当たっているところの方がよさそう…しょうがないエンジンかけて移動するか」

この時期の狙い目であるシャロ―エリアの水質はよくない、と水面の泡で判断。このエリアに見切りをつけ、大きく移動することにした。

少しでも水質のいい場所、風が当たりにくい場所を探していく。途中、惜しいシーンも見られたが釣果を得られないままたどり着いたのが、芦ノ湖でも有名なポイントである白鳥ワンドだった。「うわっ、いっぱいいるじゃん。溜まってるんだね」と山木。ここは常に魚がストックされていて、シーズンを通して有望なエリアのようだ。これまで訪れたポイントとは打って変わって、シャローエリアには複数のバスの姿も確認できる。ワンドというプロテクトされたこのエリアは、水温、水質ともに安定しているため、活性の高い魚が集まっているのだろう。期待が高まる!