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自在金具の使い方を種類別に解説!キャンプでの必需品を使いこなすには?
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自在金具とは、主にテントのガイライン(張り綱)や、タープを設営する際のロープに付属しているパーツのことです。ロープの長さを調整し、テンション(張力)をかけるのに非常に便利なため、キャンプでは必需品、と言っても過言ではありません。今回は、自在金具の種類や、使用方法を詳しくお伝えします。
自在金具は、ロープの調整に便利な道具です。
自在にロープの長さを調節し、ワンタッチでロープのテンションを締めたり緩めたりができます。
キャンプの際には、テントを強風から守ったり、雨に対する防水性能をしっかりと発揮させるために、またタープのポールを自立させるために、自在金具がついたロープが必要になります。
ロープはピンとテンションをかけた状態で張っておかないと、意味を成しません。緩んでいると風に煽られて、テントやタープが倒壊する恐れがあるからです。
自在金具は目立たない存在ですが、キャンプでは非常に重要な道具なのです。
ここでは、自在金具の種類と使い方を紹介していきます。
◆3穴タイプ
まずは、3穴タイプの自在金具です。こちらは、主に三角形の形状をしています。
3穴タイプは2穴タイプよりもロープが緩みにくい自在金具です。というのも、ロープが通る穴が多くなる分摩擦力が働き、ロープをしっかりと固定できるようになるからです。
大型のタープを固定するためのロープなど、少し強度が必要な箇所に使うのがおすすめの自在金具です。
ただし、3穴タイプは2穴タイプよりもロープと結ぶのがやや複雑です。以下で詳しい使い方を紹介します。
・3穴タイプの取り付け方
3穴タイプの自在金具には、以下のようにしてロープを取り付けます。
1.三角形の頂点の穴(脇が突起している個所)に、表側からロープを通す。
2.脇が突起している個所の反対側の穴の裏から、表にロープを出す。
3.3つ目の穴にロープを通し、ロープが外れないように端に結び目を作って完成。
・3穴タイプの使い方
3穴タイプの自在金具は、以下のようにして使います。
1.2つ目と3つ目の穴の間の輪をペグの先に引っかける。
2.自在金具の3つ目の穴の端を持ち、2本のロープが平行になるように自在金具を回転させた状態にして、上に引っ張る。
3.自在金具を逆回転させ、ロープのテンションが緩まない状態にする。
◆2穴タイプ
続いては、2穴タイプの自在金具です。自在金具の中では、最もスタンダードな形となります。
実際に、テントやタープにもともと付属しているものは、ほとんどがこのタイプです。
3穴タイプよりも扱いやすいため、迷ったらこのタイプがおすすめです。
・2穴タイプの取り付け方
自在金具の2つの穴にロープを通して、ロープが抜けないように結び目を作るだけで取り付けることができます。
この時に注意したいのが、くの字に曲がった自在金具の、山側に輪を作るようにすることです。そうしないと、ロープにテンションをかけることができなくなってしまいます。
・2穴タイプの使い方
2穴タイプの自在金具は、以下のようにして使います。
1.輪をペグの先に引っかける。
2.テントやタープ側のロープを片手でつかみ、もう片方の手で自在金具をテントやタープ側に引っ張る。
◆リングタイプ
リングタイプは、リングに穴が開いている形状をしています。
リングタイプも3つ穴があるため摩擦力が働き、2穴タイプの金具よりも緩みにくい作りです。同じ3穴タイプでも、三角形の自在金具よりサイズが小さく、携行性に優れているのが特徴です。
また、使用するロープが細くてもテンションをかけられるため、登山などでロープと自在金具の軽量化を図りたい方におすすめの自在金具です。
隣り合う2つの穴にロープを通し、3つ目の穴に外側からロープを通し、リングの内側に結び目を作って取り付けます。
2つ目の穴と、3つ目の穴の間の輪をペグの先に固定して使用します。
◆その他特殊形状
その他にも、「カタツムリ型」と呼ばれる特殊形状の自在金具があります。
カタツムリ型は大きい穴の上部に、小型の穴と、中型の穴がひとつずつあるという形状をしています。
中型の穴にロープを通し、結び目を作ってロープを取り付けます。他の自在金具と違い、ロープをぐるっと巻いてペグ等に固定します。
そのため、カタツムリ型はハンモック泊やタープ泊を行うキャンプ上級者に愛用者の多い自在金具です。
ハンモックやタープのロープの端に、カタツムリ型の自在金具を取りつけ、木などにぐるっと巻いて固定ができるからです。