バッファローのWi-Fiルーター「WSR-1166DHP」シリーズほかのボット感染が増加、NICTER解析チームが警告

AI要約

NICTER解析チームは、バッファローのWi-Fiルーターにボット感染が増加していることを警告している。

感染経路は特定できておらず、最新版ファームウェアと管理画面の見直しを呼びかけている。

特にWSR-1166DHPシリーズが目立つ感染で、対策が必要とされている。

バッファローのWi-Fiルーター「WSR-1166DHP」シリーズほかのボット感染が増加、NICTER解析チームが警告

 NICTER解析チームは、X(旧Twitter公式アカウント)の5月21日のポストにて、バッファローのWi-Fiルーターのボット感染が増加し、特に「WSR-1166DHP」シリーズの感染が目立つと警告した。

 同アカウントは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究室解析チームの公式アカウントで、ダークウェブの観測を行うNICTER(Network Incident analysis Center for Tactical Emergency Response)を運営する。ポストによれば、ボットに感染したバッファロー製Wi-Fiルーターを50ホスト以上観測しており、感染経路は特定できていないという。

 対策として、ファームウェアの最新版へのアップデートと、管理画面の公開設定の見直しを呼び掛けている。

 WSR-1166DHPシリーズほかの製品は、2024年4月に脆弱性の存在が発表されており、最新版ファームウェアへのアップデートにより対策できる。管理画面については、WSR-1166DHPシリーズの場合、管理画面の「システム設定」内に、インターネット経由で管理画面にアクセス可能にする「Internet側リモートアクセス設定」という項目があり、これを無効状態にしておくことで、攻撃者による侵入への対策を強化できると考えられる。